第28回NHKマイルC(GI、芝1600m)が行われる東京競馬場の馬場情報が7日、JRAより発表された。東京は芝・ダートともに「良」でスタート。
芝のクッション値は「9.5/標準」、芝の含水率はゴール前12.6%、4コーナー11.7%と計測された。土曜は芝のクッション値「9.4/標準」、芝の含水率はゴール前14.3%、4コーナー12.2%。この後小雨が降り続く予報となっており、軟化が予想される。
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■この後から降雨で軟化の可能性
土曜東京は芝「良」で行われ、9R・秩父特別(ボーンディスウェイ)は芝2000mの勝ち時計1分59秒9と、前年(スペシャルドラマ)より0秒5速い。4R・3歳未勝利(シロノクミキョク)でも芝1600m1分34秒8と、土曜時点での馬場コンディションは良好と言える。
しかし、この後、関東では終日雨の予報。馬場は悪化する可能性がある。
NHKマイルCが稍重以上で開催されたのは2008年(ディープスカイ)と07年(ピンクカメオ)まで遡り、どちらも勝ち時計は1分34秒台。2008年は直線、各場が馬場の内を避け、4角11番手のディープスカイが優勝、16番手のダノンゴーゴーが3着に入った。2007年は雨中の稍重。ピンクカメオが大外一気で突き抜け、3着には8枠の18番人気ムラマサノヨートーが4角14番手から上がった。
芝の状態をみると、既に3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みがあり、土曜のレースでも4角を回って外に出すケースが見受けられた。この後、馬場が渋ればより「外差し」傾向は強くなると見た。
7日午前に計測された東京芝・ダートの含水率、芝のクッション値は以下のとおり。
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2023年NHKマイルC(5月7日)
含水率
┗ゴール前=芝12.6%|ダ1.6%
┗4コーナー=芝11.7%|ダ1.4%
芝のクッション値=9.5[標準]
2022年NHKマイルC(5月8日)
含水率
┗ゴール前=芝12.8%|ダ3.2%
┗4コーナー=芝13.6%|ダ2.5%
芝のクッション値=9.7[標準]
2021年NHKマイルC(5月9日)
含水率
┗ゴール前=芝12.5%|ダ2.3%
┗4コーナー=芝13.1%|ダ2.5%
芝のクッション値=9.2[標準]
文●SPREAD編集部