■エエヤン
【中間調整】東京芝2000mの新馬で3着、続く東京芝1800mの未勝利で5着と敗れた後、中山芝マイルで破竹の3連勝。前走・ニュージーランドTで重賞制覇を飾り、一躍、3歳マイル路線のトップクラスに上り詰めた。
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前走後は滋賀県・チャンピオンヒルズへ短期放牧に出され、4月21日に帰厩。1週前には美浦坂路に2度登板、26日に4F56秒9-13秒5、30日に4F56秒9-13秒1を馬なりで余力十分に駆け抜け、好調キープをアピールした。
【最終追い切り】美浦ウッドで助手が騎乗し単走追い。5F66秒0-4F50秒6-3F36秒1と小気味よくラップを刻み、ラストは11秒1と極上の伸び。直線では馬場の真ん中を、ブレの少ないフォームで四肢を柔軟に使って切れた。単走とは思えない気迫にも好感が持てる。
【見解】年明け4戦目となるが、好調キープ以上のコンディションで本番を迎えられそう。2走前がマイナス8キロ、前走がマイナス10キロと馬体減が続いたぶん中間は微調整のメニューだが、モチベーションは高く活気は十分。このデキなら4連勝でのGI戴冠は濃厚。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。