【NHKマイルC/騎手データ】人気のカルロヴェローチェ・レーンは“押さえ”評価 軸候補は「連対率60%」の名手

 

【NHKマイルC/騎手データ】人気のカルロヴェローチェ・レーンは“押さえ”評価 軸候補は「連対率60%」の名手

7日は東京競馬場で3歳のマイル王決定戦・NHKマイルC(GI、芝1600m)が開催されます。創設以降一貫して東京芝1600mを舞台に行われ、かつてはマルガイのダービーと言われていた時期がありました。

今回は2000年以降の過去データを基に、気になる騎手データを見ていきます。

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■一発なら三浦皇成騎手

今年のNHKマイルCに騎乗する騎手の中で、2000年以降騎乗経験があるのは16騎手。各騎手のデータは次の通り。

[2000年以降]NHKマイルCの騎手別成績

近年のNHKマイルCで好調なC.ルメール騎手、M.デムーロ騎手が今年は不在。そのため数値的に優秀な騎手がかなり限られる状況です。

今回は数値的にプラスの意味で注目できる2騎手、数値的に気をつけたい2騎手をピックアップ。まず見ていくのが、少ない騎乗数の中で結果を残せている三浦皇成騎手です。

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同騎手の売りは穴馬を激走させることで、2014年は17番人気のタガノブルグでクビ差の2着。2016年は15番人気のブランボヌールで4着馬とタイム差なしの6着に健闘。騎乗機会4回とも人気以上の着順に導けている点が魅力ですね。

さて、今年のNHKマイルCで同騎手が騎乗予定なのが前日17時時点2番人気のドルチェモア(牡、栗東・須貝尚介厩舎)。この人気でどうかという課題はありますが、人気以上の着順に導く傾向からアタマまであってもおかしくはありませんね。

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■横山典弘騎手は軸候補

続いて騎乗騎手の中で集計期間内最多となる7度の連対を誇る横山典弘騎手のデータを見ていきます。2015年のクラリティスカイ(3人気)、17年のアエロリット(2人気)の2頭を勝利に導き、2着に入った馬の人気はそれぞれ5番人気、5番人気、9番人気、5番人気、3番人気。

1人気の騎乗が1度もない中で【2.5.2.10】の成績は驚異的ですね。素の数値でも優秀ですが、注目ファクターは人気で【横山典弘騎手】×【当日2~5番人気】の組み合わせは【2.4.1.3】で連対率60.0%、複勝率70.0%。

そして今年のNHKマイルCで同騎手が跨るのが前日17時時点6番人気のモリアーナ(牝、美浦・武藤善則厩舎)。当日5番人気以内に推されるようなら馬連や3連複の軸として強く考えてみてください。

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■D.レーン騎手は押さえまで

続いて前日17時時点1番人気のカルロヴェローチェ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)とコンビを結成するD.レーン騎手のデータを見ていきます。同騎手ですが、2019年のグルーヴィット(4人気10着)、20年のルフトシュトローム(4人気5着)、22年のインダストリア(2人気5着)と過去の騎乗では3回とも人気より下の着順に終わっています。

集計対象を2000年以降の東京芝マイルGIに広げても数値は【1.0.1.7】の連対率11.1%。2019年のヴィクトリアマイルこそノームコアを1着に導けていますが、どうも人気過剰な傾向が見られますね。

ドゥラエレーデ、デルマソトガケらが出走の「伝説の新馬戦」を制したようにカルロヴェローチェの実力は確かですが、重賞未勝利にも関わらず1番人気なのはこれまでの騎乗馬と同様に過剰人気に感じられます。押さえまでと考えるのが妥当ですね。

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■武豊騎手も押さえまで

最後は横山典弘騎手と並んで集計期間内最多タイの騎乗数を記録の武豊騎手のデータを見ていきましょう。2001年のクロフネ(1人気)、06年のロジック(3人気)で2勝を挙げる一方で、07年以降は1度も馬券に絡めていません。また、2008年以降の11鞍は全て人気より下の着順に終わっています。

データ的に注意したいのが、1・2番人気の成績で【武豊騎手】×【当日1・2番人気】の組み合わせは【1.0.2.5】で連対率12.5%、複勝率37.5%ですね。

データ上は強調材料にどうしても欠けてしまうため、同騎手が騎乗予定で前日17時時点3番人気のオオバンブルマイ(牡、栗東・吉村圭司厩舎)はあって3着の押さえまでと判断します。

以上、NHKマイルCの気になる騎手データでした。データ注目騎手はドルチェモアに跨る三浦皇成騎手とモリアーナに跨る横山典弘騎手の2名です。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。