【ラジオNIKKEI賞/WIN5予想】メインは“想定2桁”の先行3頭で高配当狙い CBC賞は実力重視の「一点突破」

 

【ラジオNIKKEI賞/WIN5予想】メインは“想定2桁”の先行3頭で高配当狙い CBC賞は実力重視の「一点突破」

7月2日にラジオNIKKEI賞(GIII、福島芝1800m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は、的中票数6032票、払戻金9万9890円と2週続けての低配当となったが、今週はハンデ重賞もあり荒れる傾向のレースも多い。今週は高配当が期待できそうだ。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■ラジオNIKKEI賞は荒れ模様

過去10年の人気傾向を見ると、1~5番人気【8.3.4.35】で勝率16.0%。残りの2勝を8番人気が挙げている。1着に大穴が入ることは稀だが、3歳馬のハンデ戦ということもあり、例年荒れる傾向が強い。

脚質傾向を見ると、逃げ【1.2.3.4】、先行【4.5.2.27】、差し【4.2.2.46】、追込【1.1.3.39】で先行と差しが4勝で並ぶ。しかし内容を見てみると、差し4勝のうち3勝は、3角付近から番手を上げていた。これを踏まえると、やや前有利の傾向となっている。

前走クラス別傾向を見ると、オープン・リステッド競走組が【5.2.1.20】で勝率17.9%。そのうち前走3着以内の場合は【4.1.0.6】で勝率36.4%まで上がる。

最後に過去10年で牝馬の優勝はなし。これらの条件を考慮すると、アイスグリーン、セオ、バルサムノートの3頭が合致する。荒れる可能性も高い本レースは先行馬3頭で勝負する。

■CBC賞は実力重視の一点突破

WIN1の中京10R・日進特別は2019年から22年までの過去4年のデータで分析する。人気傾向を見ると1番人気が3勝、2番人気が1勝。例年堅い決着となっている。脚質を見ると先行馬が3勝、残り1勝は4角5番手から差し切りだが、16頭立てのレースであったことを考慮すると、実績ある先行馬が有力。ここは先行力のあるシェットランド、マルカアトラスで突破する。

WIN2福島10R・いわき特別はダ1700mで行われた直近2年を参考に分析。2年連続で1番人気が優勝。脚質は先行と差しが1勝だが、昨年はマクリ気味の競馬で勝利している。ここも先行力のある実力馬が有力か。ヴィンテージボンド、プリンスミノル、コスモコラッジョの上位人気が予想される先行馬3頭で攻略する。

WIN3函館11R・巴賞は2019年に3連単140万6790円の高配当を記録したこともある荒れ模様のレース。脚質傾向を見ると逃げ2勝、先行4勝、差し1勝、追込3勝。追込3勝のうち1勝はマクリであることを考慮すると、前が止まらない傾向にある。今年の出走馬には強力な逃げ馬2頭が、そのまま粘る可能性も高い。ドーブネ、テーオーシリウスの2頭でここは攻略を目指す。

WIN4中京11R・CBC賞は2013年から19年中京開催時のデータをもとに分析する。開幕週でありながら、差し4勝、追込2勝。逃げ、先行は馬券内に入るものの、最後の直線で後続につかまる展開が多い。しかし今年のメンバーを見ると、ジャスパークローネやテイエムスパーダといった逃げ馬が2頭出走予定。ハイペースで逃げ続け後続との差が広がれば、例年の展開とは違い先行馬が残る可能性も高く、実力のあるマッドクールが最右翼となる。

WIN1:シェットランド、マルカアトラス
WIN2:ヴィンテージボンド、プリンスミノル、コスモコラッジョ
WIN3:ドーブネ、テーオーシリウス
WIN4:マッドクール
WIN5:アイスグリーン、セオ、バルサムノート

計36点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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