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■マッドクール
【中間調整】去年5月の未勝利戦勝ちからノンストップの4連勝で条件馬を卒業。重賞初挑戦だった2走前のシルクロードSは1番人気にこそ応えられなかったが、アタマ+クビ差の3着なら上々の走りだったと言える。その後、裂蹄がありオーシャンS→高松宮記念という路線は断念することに。仕切り直しの前走・春雷Sは蹄の状態を確認しつつの調整かつハンデはトップタイの57.5キロ、さらにレース中には落鉄もあり、仮に凡走に終わってもいくらでも言い訳できるシチュエーションだったが、先行押し切りの正攻法できっちり勝利を掴んでみせた。ポテンシャルはGIレベルと言っていいかもしれない。
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その後は秋の大舞台に向けて至上命令と言える賞金加算を狙い、好走したシルクロードSと同じ中京芝1200mのCBC賞を目標に。放牧でじっくり英気を養い6月7日に栗東へ帰厩している。11日に坂路14-14で体をほぐしたのが初時計。坂井騎手が騎乗したCWでの1週前追いでは、裂蹄からの復帰後いちばんとも言える強い負荷を掛けられ、3F36秒7-1F11秒3(一杯)と豪快な伸びを示した。
【最終追い切り】CW追いで強い負荷を掛けており、レース当週は坂路単走で流す程度。序盤はピタッと折り合い、ラストで軽く促されると機敏に反応し、一気に回転数を上げて伸びる。いかにも精神的に研ぎ澄まされている感があった。
【見解】前走時はいわゆる“脚元と相談しながら”の調整。今回はもう問題なしと判断され、負荷はグンと強められている。それに馬がしっかり応え豪快な動きを連発。最終追いでは心身ともにピークの状態であることを感じさせた。ここで賞金を加算し、スプリンターズSへ向かうのが青写真。夏に続けて使うことは考えておらず、余念のない仕上げで臨んできそう。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。















