25日から阪神甲子園球場で行われる、阪神タイガース対読売ジャイアンツの3連戦。
阪神は貯金11の首位、対する巨人は貯金なしの4位。今季の対戦成績は、阪神が7勝3敗1分と大きくリードしているが、6月30日からの3連戦は1勝1敗1分と五分。順位とは関係なく、今回も伝統の一戦らしいカードとなるのだろうか。
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■不振に喘ぐ、佐藤輝明の巻き返しなるか
阪神は不振のスラッガー・佐藤輝明に注目したい。
類まれなる長打力を持つスラッガーだが、今季はここまで76試合で打率.216、10本塁打、43打点。7月も打率.143と振るわない。
オールスター前最後の試合で3ランを放ち、後半戦開始2試合も1安打ずつと、上昇気配は見せている。4番・大山悠輔の後を打つ5番打者として、この男が復調すれば、阪神打線の得点力は間違いなくアップする。
一方の巨人は、売り出し中の秋広優人が大活躍。
高卒3年目の今季は、67試合に出場し打率.300、10本塁打、28打点とブレイク。5月末から3番に座り、優れた打撃センスを発揮している。オールスター前のヤクルト戦2試合、そして後半戦開始のDeNA戦2試合と4試合連続本塁打を放つなど、その勢いはとどまらない。25日の試合でも一発を放てば、2016年大谷翔平(当時・北海道日本ハムファイターズ所属)の21歳10カ月を抜いて、史上最年少20歳10カ月での5戦連発弾の新記録となる。
ともにプロ3年目の左のスラッガー。後半戦最初の伝統の一戦で、今季11号を放つのどちらか。「佐藤vs.秋広」のバッティングに注目だ。
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提供●Baseball Times