20日に小倉競馬場で行われる北九州記念(GIII、芝1200m)の「血統傾向」を分析する。
2018年以降の北九州記念で3着内に入った種牡馬データを集計、下記の成績表をもとに推奨馬を紹介する。
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■スプリントGI勝ちのある種牡馬に注目
過去5回の種牡馬データを見ると、ロードカナロアやキングヘイロー、ショウナンカンプなどスプリントGI勝ちのあるスピード豊富な種牡馬が活躍していることがわかる。
これは小倉芝1200mのコースが平坦な小回りコースであり、かつ夏場はスピードの出やすい野芝
オンリーの馬場となるため、とにかくスピードが問われる高速馬場となるため。
ここではロードカナロア産駒に注目する。
■スティクス
スティクスは、未勝利と1勝クラスを小倉芝1200mで勝ち上がっているように、その小回り適性の高さは明白だ。
また、昨年の小倉で行われたCBC賞では、テイエムスパーダが逃げて超ハイペースとなり、本馬は2番手追走と激流に巻き込まれる形となったが、それでも2着に0.5秒差の7着と健闘。重賞級の能力を示したと言える。
もちろん、血統面でも推せるポイントはあり、父ロードカナロア×母父サンデー系の牝馬は、小倉の芝1200m戦に出走すると【17.9.12.121】、勝率10.7%、単回収値185と単系の馬券妙味はかなり高く、狙い目だ。
なかでもフルゲートだった場合に絞ると【12.5.4.74】、勝率12.6%、単回収値278とその期待値はさらにアップ。
今回の北九州記念はフルゲートで行われるだけに、多頭数でも力を出せる点は非常に心強く、このメンバーでも押さえておきたい一頭だ。
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文●中井達也(SPREAD編集部)