【北九州記念/血統傾向】惨敗続きもコース相性抜群の配合 「3.4.0.8」で再激走の予感

 

【北九州記念/血統傾向】惨敗続きもコース相性抜群の配合 「3.4.0.8」で再激走の予感

20日に小倉競馬場で行われる北九州記念(GIII、芝1200m)の「血統傾向」を分析する。

2018年以降の北九州記念で3着内に入った種牡馬データを集計、下記の成績表をもとに推奨馬を紹介する。

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■スプリントGI勝ちのある種牡馬に注目

過去5回の種牡馬データを見ると、ロードカナロアやキングヘイロー、ショウナンカンプなどスプリントGI勝ちのあるスピード豊富な種牡馬が活躍していることがわかる。

北九州記念の3着内種牡馬

北九州記念の3着内種牡馬(2018~22年)

これは小倉芝1200mのコースが平坦な小回りコースであり、かつ夏場はスピードの出やすい野芝
オンリーの馬場となるため、とにかくスピードが問われる高速馬場となるため。

ここではビッグアーサー産駒に注目する。

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■クリノマジン

父に2016年の高松宮記念覇者のビッグアーサーを持つクリノマジンをピックアップ。

今年初戦の巌流島Sで2着に善戦すると、3走前の淀屋橋Sでは久しぶりの勝利。その3走前のレースでは、中団からスムーズに競馬を進め、最後は上がり33秒8で外から差し切って快勝しているように、このクラスでは力が違った印象だ。

近2走はフタ桁着順に負けているが、掲示板を外していない得意な小倉ならば、重賞挑戦でも楽しみは十分ある。

さらに、血統面でも推せるポイントがあり、父ビッグアーサー×母父サンデー系の牡・セン馬が、芝1200mの平坦コースに出走すると【12.9.2.52】、勝率16.0%、複勝率30.7%と高い好走率を誇っている。

特に小倉コースでは【3.4.0.8】という成績で、勝率は20.0%、単回収値は112と好成績を収めている。

テン乗りの田口騎手を含め、人馬共に重賞初挑戦ということから、思い切った騎乗で、大穴を開けてくれることに期待したい。

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文●中井達也(SPREAD編集部)