21日に京都競馬場で行われる第55回マイラーズC（GII、芝1600m）の過去10年データを紹介する。
マイラーズCには2022年のマイルCS勝ち馬セリフォス、22年の覇者で昨年3着のソウルラッシュ、京都金杯の勝ち馬コレペティトール、重賞2勝ソーヴァリアントなどが出走予定。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■混戦模様も「中山記念」組が最多の3勝
各路線から勝ち馬が出ているが、最多となる3勝を挙げているのが前走・中山記念組。勝率75％で昨年はシュネルマイスターが優勝。好走確率は高く、今年該当馬ソーヴァリアントは要注意だろう。
次いで2勝を挙げる阪神C組は該当馬なく、過去10年で3連対の洛陽Sからは2着トランキリテ、10着リューベックが参戦予定。過去好走した3頭は「5着以内」からの臨戦だったのでトランキリテは好走資格あり。
・中山記念【3.0.0.1】
・阪神C【2.0.0.1】
・洛陽S【1.2.0.6】
・中日新聞杯【1.0.0.1】
・金鯱賞【1.0.0.3】
・春興S【1.0.0.1】
・白富士S【1.0.0.0】
・六甲S【0.1.1.21】
・ディセンバーS【0.1.0.0】
・スワンS【0.1.0.0】
・AJCC【0.1.0.0】
・ダービー卿CT【0.0.1.19】
・香港マイル【0.0.1.2】
・京都金杯【0.0.1.4】
・オーシャンS【0.0.1.0】
前走・六甲S組からは最多の4頭、1着ボルザコフスキー、6着ノースザワールド、11着トゥードジボン、12着ビーアストニッシドが出走予定。2022年はファルコニアが前走・六甲Sから3着に入った。過去10年を遡ると前走・六甲S組が馬券内に絡むには「2着以内」が絶対条件。条件に合致する馬は、ボルザコフスキーに絞られる。
人気を集めそうなセリフォスとソウルラッシュは前走・香港マイルからの参戦。過去10年で前走・香港マイル組は【0.0.1.2】。モズアスコットとフィエロ（2015年、16年）が参戦したが、前者は安田記念勝ち、後者もマイルCSで2年連続2着とGI実績馬ですら勝利を掴んでいないだけに、セリフォスとソウルラッシュはデータ上、軽視となる。
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