【MLB】古巣相手に9失点と大乱調の前田健太 指揮官が贈った“金言”とは……「コントロールに始まりコントロールに終わる」

【MLB】古巣相手に9失点と大乱調の前田健太 指揮官が贈った“金言”とは……「コントロールに始まりコントロールに終わる」
タイガースの前田健太(C)Getty Images

タイガース前田健太投手は4日(日本時間5日)、敵地でのツインズ戦に先発登板。古巣相手に3回2/3を投げて9安打9失点と打ち込まれ、5敗目(2勝)を喫した。防御率は6.71とさらに悪化。試合は3-12と大敗した。

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■「失望させた。申し訳ない」と肩を落とす

相手は昨季まで4年間所属したツインズ。前田にとって慣れ親しんだマウンドのはずだったが、まさかの大乱調を演じてしまった。

立ち上がりの初回こそ3者凡退と好スタートを切ったが、続く2回に2失点。3回は不運な内野安打が3本重なり3点を失った。その後も立ち直る気配はなく、4回は2死を取りながら連続四球を出してピンチを招くと、あっという間に4失点。結局、今季ワースト9失点で降板した。

これで5月24日(同25日)のブルージェイズ戦で2勝目を挙げて以降、7登板連続で白星なし。メジャー9年目の36歳右腕は復調の兆しが見えないまま、苦しい時期を過ごしている。

前田は試合後、「序盤にリードをもらったのに、それを守り切ることができなかった。チームには申し訳ない気持ちだ。失望させてしまったと思う」と肩を落とした。

あと一歩、踏ん張り切れなかった。この日許した9失点のうち8失点は2死から奪われ、許した9安打のうち6安打は2ストライクを取りながら打たれた。

この点について前田は「2ストライクまで行ったのなら、確実に打ち取らなければいけない。2ストライクからのボールをもっと改善する必要がある。私の奪三振率は昨年より下がっているが、2ストライク以降の投球を改善できれば、その率も再び上がるはずだ」と課題を挙げた。

■地元紙「チームはマエダの件で苦境に」

A.J.ヒンチ監督は「彼は制球力を取り戻さなければならない。結局、コントロールに始まりコントロールに終わるのだ。ツインズは彼のボールをすべて打った。(前田は)球がストライクゾーンの真ん中に行くか、コントロールが乱れて外れるかのどちらかで、真ん中に行けば打たれ、外れれば見送られる……。それが何度も起こり、不利に働いている」と説明した。

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地元紙『デトロイト・ニュース』は、「タイガースはマエダの件で苦境に立たされている。彼は2年2400万ドルで契約した。ケイシー・マイズ投手の負傷とジャック・フラハティ投手の腰痛再発で、先発ローテーションの層は薄くなっている。今のところ、16年のプロキャリアを持つ36歳の彼がうまくやってくれることを願う以外、チームにできることはあまりない。そして、誰もが知っているように、希望にすがるというのは一般的に悪い戦略だ」と手厳しかった。

果たして立ち直ることはできるのか。ベテラン右腕が正念場に立たされている。

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