ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が25日(日本時間26日)、本拠地でのロッキーズ戦に「3番中堅」で先発出場。1回裏に逆転50号2ラン、7回裏に51号ソロを放ち、自身が2022年に樹立したア・リーグ記録、シーズン62本塁打を上回る年間63発ペースに到達した。
MLB公式サイトのブライアン・ホック記者は、ジャッジ本人や同僚らのコメントを紹介。その歴史的な活躍を讃えた。
◆【実際の映像】ジャッジ、201cmの長身から繰り出される“超豪快”50号&51号 本拠地ファンは総立ち&スタンディングオーベーション!
■同僚らも脱帽「信じられない」
前日時点で“5戦5発”と勢いに乗るジャッジが、この日もマルチ本塁打を記録。自身3度目、直近3シーズンで2度目の50本塁打の大台に到達した。
ジャッジは1点を追う初回に大台到達の50号2ランを放つと、7回の第4打席にも1試合2本目となる51号ソロをマーク。本拠地では「MVP!」のチャントが巻き起こったという。
さらに、7回はジャッジの直前にフアン・ソト外野手の37号が飛び出したほか、ジャッジの直後にジャンカルロ・スタントン外野手が23号を放ち、3者連続本塁打となり、ヤンキースの重量打線が光った。
MLB公式サイトのホック記者は、同僚らのコメントを紹介。37号を放ったソトはジャッジについて、「(バリー・ボンズ氏が記録したシーズン73本塁打を)リーグでそれができる選手がいるとすれば、それは彼だと思う」と主張。
「私たちは彼がどれほど素晴らしい選手かを知っている。毎日のように本塁打を放つのは信じられないことだ。これほどコンスタントに本塁打を打つ選手は見たことがない」と本塁打を量産し続けるジャッジに脱帽したという。
また、23号を放ったスタントンも「信じられないよ」と語り、「彼は毎日何か特別なことをしている。彼がどれだけ素晴らしいか、そして彼が我々の攻撃陣とチーム全体にとって本当に重要な存在であることは当然のことだ」とジャッジの存在が与える影響についても言及した。
さらに、当のジャッジは「良い打者、良いチームメートになろうと努力してここまで来たので、そうなろうとしているところだ」とし、「それができれば、シーズン終盤には好成績が期待できると思うし、数字も期待通りになると思う」と謙虚に語った。
ヤンキースはジャッジの2本塁打を含む5本塁打の猛攻でロッキーズに10-3と大勝。直近5戦4勝と、チームも好調をキープしている。
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