【菊花賞/危険な人気馬】“令和の菊男”しか勝てない現実 ドゥレッツァの再現狙うも「馬券内率13.7%」で消し

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今週は、3歳クラシック三冠の最終戦、第85回菊花賞(GI、芝3000m)が京都競馬場で行われる。

今年は、ダービー馬ダノンデサイルを中心に、トライアルのセントライト記念1~3着馬、アーバンシック、コスモキュランダ、エコロヴァルツや、神戸新聞杯1着のメイショウタバル、同3着ショウナンラプンタらが激突する構図。加えて、ピースワンデュック、アドマイヤテラら、夏の上がり馬がどこまで通じるか、そのあたりの取捨選択が、馬券的中のカギとなりそうだ。

そんな中、条件クラスからの上がり馬ヘデントールが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■条件戦組の連対はわずか2頭

かつては夏の上がり馬が、逆転で最後の一冠を制することも多かったが、近年は、セントライト記念や神戸新聞杯といったトライアル組が優勢となりつつある菊花賞。特に今年は、日本ダービーに出走していた馬がトライアルで1~3着を独占。3歳クラシック戦線のレベルの高さを如実に証明するかたちとなった。

そんな春の実績馬に待ったをかける存在として注目を集めそうなのがヘデントールだ。青葉賞は1番人気に支持されたものの、出遅れが響き後方から見せ場を作れず8着に敗れ、日本ダービーへの出走は叶わず。

それでも、古馬を相手に町田特別(2勝クラス)、日本海S(3勝クラス)と連勝し素質の高さを証明。特に前走は後半の5Fが57秒5という加速ラップを楽に抜け出し、3馬身半差の楽勝と強さを発揮した。昨年菊花賞を制したドゥレッツァと同じ日本海Sからの臨戦という点でも、人気の一角に食い込みそうだ。

とはいえ、臨戦過程という点で、マイナス材料なのは否めない。過去10年で、1~3勝クラスの条件戦組は【1.1.4.44】。連対がわずか2頭というのは心もとない。

■菊花賞は継続騎乗が優勢

また、3000mという長距離戦は、人馬の呼吸がモノをいう。事実、愛馬を手のうちに入れていることが重要で、過去10年、継続騎乗で臨んだ場合は【8.6.8.99】。乗り替わりの【2.4.2.50】と比べれば、勝率、連対率、複勝率ともに、継続騎乗のほうが上回っている。しかも、乗り替わりで2勝しているのは、ともにルメール騎乗時で、“令和の菊男”でなければ、乗り替わりで制するのは難しいと言える。

そのルメールは、主戦を務めていた、名コンビ木村厩舎所属のヘデントールではなく、セントライト記念を制したアーバンシックとのコンビで臨むという点も、何やら“匂う”ところ。今回は戸崎騎手がテン乗りとなるが、これまでに芝3000m以上のレースでは【1.3.4.22】と、勝ったのは2019年阪神大賞典のシャケトラのみ。菊花賞も【0.0.1.4】で、長距離戦との相性を考えると、乗り替わりはマイナス材料と言える。

3歳クラシック戦線組に対し、夏の上がり馬がどこまで対抗できるか、やや微妙なところ。加えて、主戦ルメールではなく、テン乗り戸崎という点も鑑みると、昨年と同じキャロットファームのドゥレッツァに続くことを期待され、人気を集めるようであれば、そこまでの信頼度はない。ヘデントールは思い切って「消し」でいってみたい。

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

izukawaya