【MLB】「2025年への影響は……」大谷翔平、左肩手術後の来シーズンを米記者が展望 “不吉な前例”と期待の声「さらに危険な存在となる」

 

A.Kudo/SPREAD編集部

【MLB】「2025年への影響は……」大谷翔平、左肩手術後の来シーズンを米記者が展望 “不吉な前例”と期待の声「さらに危険な存在となる」
左肩を痛めたドジャースの大谷翔平(C)Getty Images

ドジャース大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、左肩の関節鏡手術を受けた。球団の公式Xによると、大谷は「亜脱臼による肩関節唇断裂を修復」させるための手術を行い、無事成功。春季キャンプには間に合う見込みだという。

このニュースは米複数メディアが報道し、「2025年にも影響するだろうか?」と大谷の事例に近いという“前例”をあげつつ、来季を占った。

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■大谷のケースに近い「不吉な前例」とは

大谷は10月26日(同10月27日)のワールドシリーズ第2戦で、二盗を試みた際に左肩を負傷。その後の試合では、肩に負担をかけないようにユニフォームを掴んで走る姿や、打席で痛みに顔をゆがめる様子が見られた。

しかし、大谷はチームの士気を優先して強行出場を続け、自身の目標にも掲げていたチームの4年ぶり8度目の“世界一”に貢献。来季は「投手・大谷」としてもマウンドに復帰する予定で、二刀流としての活躍も期待されている。

そんな大谷の左肩について、米国版『Yahoo!sports』ジャック・ベア記者は、「ショウヘイ・オオタニの関節唇断裂は2024年の激動の足跡に過ぎないが、2025年にも影響するだろうか?」との小見出しで来シーズンを展望。

「オオタニの負傷に最も近い前例は、ドジャースにとって不吉なものだ」とし、コディ・ベリンジャー外野手(現在カブス)の“前例”を挙げた。

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ベリンジャーはドジャースの主軸として2020年のポストシーズンに出場。リーグ優勝決定シリーズの第7戦で、左打者の前腕にあたる右肩を亜脱臼した。ベリンジャーは痛みに耐えつつ出場を続け、ワールドシリーズ第1戦では決勝2ランを放つなどチーム7度目のワールドシリーズ制覇に貢献した。

ベリンジャーは亜脱臼による右手関節唇断裂のため11月に手術を行い、開幕戦には間に合う予定だったが、翌シーズンの年間打率は.165に急落。2022年シーズン終了後に再契約が結ばれることはなかったという。

■右ひじリハビリへの影響に懸念

しかし、ベア記者は「ベリンジャーは打撃姿勢のより重要な前腕を負傷したのに対し、オオタニは反対側の肩を負傷したことは注目に値する」と前例、との違いを強調。

その上で「ドジャースにとってより大きな問題は、オオタニが2025年に投手として復帰すると見込まれることから、この負傷がオオタニの右肘内側側副靭帯(UCL)のリハビリに影響するかどうかかもしれない」と、投手復帰のためのリハビリへの影響を懸念した。

そんな大谷の二刀流復帰には現地メディアも大注目。

MLB公式サイトは「オオタニは来年マウンドに復帰すれば、二刀流のスーパースターとして再び名を馳せるチャンスだ」、『ブリーチャーレポート』は「オオタニは2024年シーズンも素晴らしい活躍を見せたが、来年マウンドに復帰すればさらに危険な存在となるだろう」、『FOX SPORTS』は「ドジャースのファンは、オオタニの手術後の回復が順調に進むことを願っている」と期待もまじえて報じている。

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