ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、ロサンゼルス市内の病院で左肩の手術を受けた。同日、球団が発表した。なお、来年の春季キャンプには間に合う見通しだという。米一部メディアは、今回の手術により「投手・大谷」の復帰に影響が出る可能性を示唆した。
◆べッツが内野手転向すれば外野手に“空き” 米メディアはT・ヘルナンデスとの再契約を推奨「最も簡単な解決法」
■右肘に加えて左肩のケアも同時進行
大谷は10月26日(同10月27日)のワールドシリーズ(WS)第2戦で盗塁を試みた際、左肩を負傷。デーブ・ロバーツ監督は試合後、「亜脱臼」と話していた。球団によると、今回の手術は「脱臼による関節唇断裂を修復する関節鏡手術」が実施され、成功したという。
Advertisement
来年の春季キャンプには間に合うという見通しが伝えられ、安堵感も漂っているが、そもそも大谷は昨年9月に受けた右肘手術のリハビリを行っている段階。ここに左肩手術のリハビリも加わるとなれば、「投手・大谷」の復帰プログラムに影響が出る可能性は否定できない。
米メディア『MLB TRADE RUMORS』もこの点を危惧。「2025年に向けてショウヘイ・オオタニは右肘と左肩を試合に耐えられる状態に戻そうとしている。彼は再び投打二刀流としての復帰を目指しているが、(投手として)シーズンを全休した後なので、来季マウンドに上がっても投球数は制限されるだろう。今回の新たな手術が、彼の活動にどのような影響を与えるか、さらなる制限が加わるかはまだ不明だ」と指摘した。
■クロシェもターゲットになるか
その上で「(大谷の)状況がどのように展開するかによって、ドジャースのオフシーズンに影響が出る」とし、チームの補強戦略に言及。大谷が加わる予定だった来季先発ローテーションに関しても見直しが必要になると訴え、フリーエージェント(FA)になったコービン・バーンズ投手、ブレイク・スネル投手らビッグネーム獲得に乗り出す可能性を示唆した。そのほかトレード市場にも目を向ければ、ホワイトソックスのギャレット・クロシェ投手らトップクラスの投手が控えていることも合わせて伝えた。
いずれにせよ、右肘に加えて左肩のケアも必要になった大谷。リハビリの進捗具合によっては、投手復帰が想定よりずれ込む可能性が出てきた。
◆ドジャースの「FA選手」最新動向まとめ キケ&テオスカーの“Wヘルナンデス”残留はあるのか?
◆「ソトよりテオスカー」地元でも“大人気”なT・ヘルナンデス、ド軍との再契約にファンは「圧倒的に賛成」 「生涯ドジャース」との声も