【MLB】今永昇太、スキーンズら“ハイレベル過ぎる”新人選手たち 賞レース席巻でスーパースターの仲間入り

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】今永昇太、スキーンズら“ハイレベル過ぎる”新人選手たち 賞レース席巻でスーパースターの仲間入り
今永昇太(左)、ポール・スキーンズ(C)Getty Images

メジャーリーグは14日(日本時間15日)、今季の成績をもとに各ポジションから選出するオールスターメンバー「オールMLB」を発表。

ルーキーでは、パイレーツのポール・スキーンズが先発投手部門のファーストチーム、カブス今永昇太が同部門のセカンドチームに。さらには、パドレスのジャクソン・メリルが外野手部門、アスレチックスのメイソン・ミラーが救援投手部門のセカンドチームに選出された。今季球界を席巻したルーキーたちの受賞ラッシュには、大きな称賛が集まっている。

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■新人では唯一のファーストチーム入り

今季5月11日(同12日)にメジャーデビューしたスキーンズは、先発投手として23試合に登板し11勝3敗、防御率1.96の好成績。133イニングを投げ170奪三振を記録、新人としては1995年の野茂英雄以来となるオールスターゲームの先発投手にも抜擢され、瞬く間にスターの座へと駆け上がった。

米データサイト『Baseball Reference』が算出した、チームへの勝利貢献度を示す指標「WAR(Wins Above Replacement)」では投手全体で5位の「5.9」をマークするなど、ひと月遅れでシーズンをスタートしたとは思えない圧巻のパフォーマンスを見せつけた。新人では唯一のファーストチーム入り。規定投球回未到達ながら、サイ・ヤング賞の最終候補3名にも選ばれている。

■抜群の制球力を誇った今永

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そして、大旋風を巻き起こした“オールドルーキー”今永は今季29試合に登板し、15勝3敗、防御率2.91、174奪三振をマーク。4月に4勝負けなし、防御率0.98と最高の滑り出しを見せると、オールスター以降も7勝1敗、防御率2.83とチームのポストシーズン争いをけん引した。

四球率4.0%は、今季300打席以上対戦した投手の中では全体6位の少なさ。投球の52%がフォーシーム、30.6%がスプリットで、抜群の制球力を持つ2球種を軸にメジャーリーグでも大活躍を見せた。ハイレベルな新人王の最終候補には食い込めなかったが、オールMLBで先発投手部門のセカンドチーム入りとなった。

■窮地で輝きを放ったメリル

そのほかでは、スキーンズとともに新人王最終候補に残ったメリルが外野手部門のセカンドチームに選出。今季156試合に出場し打率.292、24本塁打、90打点、16盗塁。『Baseball Reference』によると、状況別成績ではハイレバレッジ(試合を左右するもっとも重要な場面)でOPS.926と窮地で無類の強さを発揮。ダイナミックな中堅の守備も評価された。

救援投手部門では、新人ミラーもセカンドチーム入り。フォーシームの平均100.9マイル(約162.3キロ)を誇る剛腕はトレード期限の目玉投手としても注目を集めた。

スーパースターの仲間入り果たした新人4選手は、いずれ劣らぬ実力者ばかり。来季以降の飛躍にも大きな期待がかかる。

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