大藤沙月、伊藤美誠との再戦に「しっかり準備して勝ちにいきたい」 10月対戦では20歳が快勝、早田ひなとの“3つ巴”にも注目【WTTファイナルズ福岡】

大藤沙月、伊藤美誠との再戦に「しっかり準備して勝ちにいきたい」 10月対戦では20歳が快勝、早田ひなとの“3つ巴”にも注目【WTTファイナルズ福岡】
大藤沙月(写真左)、伊藤美誠(C)WTT

卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は21日、福岡県の北九州市立総合体育館にて女子シングルスの1回戦が行われる。世界ランキング8位の大藤沙月(ミキハウス)は同10位の伊藤美誠(スターツ)と対戦する。

今大会女子シングルスでは日本勢5選手が出場するなかで、1回戦から実現する注目のマッチアップには関心が寄せられている。

◆【速報】大藤沙月が伊藤美誠撃破を振り返る「今日の勝ちは自信」 初の大舞台で躍進期待も「気にすることなくできたら」

■伊藤は7月に復活優勝

大藤は今季WTTシリーズに初参戦すると、各大会で好成績を収めて4月の時点で125位だった世界ランキングが8位まで上昇。力強い両ハンドでのラリーを武器に早田ひな(日本生命)、張本美和(木下グループ)に次ぐ存在として、一躍注目を集めた。

そんな20歳の新鋭と戦うのが伊藤で1回戦で日本人対決が実現。今季の伊藤はパリ五輪出場は逃したものの、7月の「WTTスターコンテンダーバンコク」でおよそ1年半ぶりに国際大会優勝を果たし復活をアピール。昨年の名古屋大会ではベスト8入りしたものの体調不良を抱えていただけに、福岡でのファイナルズは万全なコンディションで挑めるかもカギを握る。

大藤と伊藤は10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」の準々決勝で対戦し、大藤が3-1で快勝。2回戦で平野美宇(木下グループ)、決勝で張本美和(木下グループ)に勝利を飾った20歳が初出場初優勝の快挙を達成しており、伊藤にとっては日本大会で実現の再戦は負けられない。

大藤は横井咲桜(ミキハウス)とのペアで勝利した20日の田志希、申裕斌(韓国)後に伊藤相手の戦いについて言及。「今日1試合できたことは自分にとってプラス」と1試合経験したことを前向きにとらえており、「しっかり準備して勝ちにいきたい」とコメントした。

Advertisement


今回同じ山には復帰を果たした早田が名を連ねており、1回戦で戦うベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)戦に勝利すれば、準々決勝で再び同士討ち実現の可能性もある。早田、大藤、伊藤が絡んだ日本勢の3つ巴にも期待が高まるなか、福岡で実現する大藤と伊藤の戦いに注目したい。

◆【速報】大藤沙月が伊藤美誠撃破を振り返る「今日の勝ちは自信」 初の大舞台で躍進期待も「気にすることなくできたら」

◆張本美和が明かした進化の要因「トップ選手になってくると……」 中国勢との対戦も手ごたえ「怖さはなくなってきた」

◆大藤沙月、横井咲桜ペアが初陣で見せた圧巻ストレート 世界2位の韓国ペア撃破に「自分たちのプレーを続けること」