米メディア『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は5日(日本時間6日)、ドジャースで世界一に輝いた大谷翔平投手に関する記事を掲載。激動の移籍1年目を総括した。
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■「これ以上何を望むことができる?」
ドジャースと10年総額7億ドル(約1050億円)の長期契約を結んだ大谷は、今季159試合に出場し打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036と圧巻の好成績。指名打者として本塁打と打点の二冠王を獲得し、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」超えを果たすなど、新たな金字塔を打ち立てた。
ナイチンゲール記者は同日、「ショウヘイ・オオタニ、ドジャースのワールドシリーズ制覇と7億ドル契約について」と題した記事を掲載。CM撮影の合間を縫って取材に応じた大谷のインタビューを始め、代理人が明かした契約交渉の舞台裏、今後の展望などにも言及。大谷のドジャース移籍1年目を総括した。
記事によると、大谷は今季を振り返り「期待を超える結果だった。初めてプレーオフに進み、ワールドシリーズにも勝利できた。これ以上何を望むことができる?」と、通訳を通じて語ったという。
■代理人が語る大谷翔平の価値
また、大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏は取材に対し、「ショウヘイの本当の価値を各球団に理解してもらい、評価してもらいたかった。彼と契約する金額を正当化するためには、スポンサーやブランドを惹きつける彼の能力を活用しなければならない。記念品やノベルティグッズの熱狂もある。それをドジャースが理解したのは明らかだ」と、グラウンド外に及ぼす莫大な恩恵について触れ、大型契約が実現した理由のひとつと明かしたそう。
同記者は、大谷とドジャースの7億ドル契約を「史上最高の投資のひとつとして語り継がれるかもしれない」と絶賛。二刀流として復帰する来季以降にも大きな期待を寄せている。
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