ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目となったシーズンで159試合に出場し、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁を記録。ホームランと打点の二冠に輝く活躍でドジャースの世界一に貢献し、満票で3度目のMVPにも選出された。
打者専念となったシーズンで記録にも記憶にも残るシーズンを過ごしたなか、米放送局が今年の名場面を紹介し、大谷が選出されている。
◆【動画/プレーバック】大谷翔平が見せた2024年名場面 米放送局が選出した史上最速「40-40」到達の劇的満塁弾
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■打者専念のなかで見せた進化
大谷の2024年シーズンで驚きを与えたのが走塁面での進化。投手復帰が2025年以降に持ち越されたなか、中盤から後半にかけて盗塁を量産し、本塁打とともに数字を積み重ねた。
米放送局『MLBネットワーク』が「2024年のトップフィニッシュ」と題して、印象的なシーンの第5位に取りあげたのが大谷の史上最速での「40-40」達成。大谷は8月23日(日本時間8月24日)のレイズ戦、快挙達成を目前に控えたなか、9回2死満塁で回ってきた第5打席で、コリン・ポシェ投手のスライダーを右中間スタンドへ。劇的なグランドスラムで「40-40」に到達した。
大谷はこれで126試合目での「40-40」到達となり、2006年に147試合で達成したアルフォンソ・ソリアーノ氏の記録を大幅に上回り史上最速。『MLBネットワーク』も「40-40クラブの特別なメンバーが想像できる限り最も劇的な形でこの中に加わった」と記し、「ショウヘイ・オオタニが40本塁打、40盗塁という特別なクラブに驚異的に加わった」と述べている。
なお、大谷はその後も本塁打と盗塁を伸ばし続け、最終的には54本塁打と59盗塁を記録して、前人未踏の「50-50」に到達。類まれなアスリート能力を見せつけて、選手として新たな次元に到達することになった。
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