米ポッドキャスト番組に出演したドジャースのタイラー・グラスノー投手が、フリーエージェント(FA)になっているクレイトン・カーショー投手に言及。36歳の大エースが再契約を結び、来季もドジャースで投げると予想し、ファンを喜ばせた。
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■「クラブハウスで大きな存在感」
ドジャースからのFA組ではテオスカー・ヘルナンデス外野手の動向が特に注目されているが、ベテラン左腕カーショーの去就も気になるところ。再契約が既定路線とされているが、オフに入ってからの情報は少なく、米スポーツメディア『CLUTCH POINTS』も「再びチームに戻ることを期待されているが、現時点では何も確定していない」と指摘した。
そういう状況の中、グラスノー投手が米ポッドキャスト番組『クリス・ローズ・ローテーション』に出演し、カーショーはチームに復帰すると予想した。
「彼はチームの先発投手という枠を超えた存在。ドジャースの一部であり、クラブハウスで非常に大きな存在感を持っている。組織そのものにも大きな影響を与えている。彼は選手であると同時に、ほとんどコーチのような存在でもある」という認識を披露した。
サイ・ヤング賞に3度輝いたカーショーだが、昨オフには左肩を手術。そして、11月には左足と膝の手術を受けるなど満身創痍で、年齢を含めて引退という声もささやかれている。
■「キャリアを終えるのは難しい」
ただ、グラスノーは引退説を否定。「キャリアを終えるのはおそらく難しいだろう。彼は本当に競争心が強く、ルーティンを大事にする人。それを心から愛している。彼はとても社交的でクラブハウスでは大きな存在感を持っている。ここまで長く続けてきて、突然やめるのは難しいと思う」と主張した。
「彼は自分自身の意思で終わりを迎えたいと思っているはず。だから、現在はプレーに参加するチャンスを得たいと考えているだろう。昨年はケガの影響で、ほとんどプレーできずに終わったが、それは彼にとって辛い経験だったと思う。彼はこのまま終わりにする気はないだろう」とし、今季7試合で2勝2敗に終わったリベンジを果たすと予想した。
カーショーは来季、グラスノーや大谷翔平投手、山本由伸投手、ブレイク・スネル投手らと球界最高のローテーションを組み、復活を遂げるのだろうか。まずは「ドジャースと再契約」という一報が待たれる。
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