【MLB】ジャッジに“初球ストライク”は投げられない 今季もっとも勝負を避けられた最強打者の「優れた選球眼」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

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【MLB】ジャッジに“初球ストライク”は投げられない 今季もっとも勝負を避けられた最強打者の「優れた選球眼」
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(C)Getty Images

ヤンキースアーロン・ジャッジ外野手は今季、レギュラーシーズン158試合に出場して、打率.322、58本塁打、144打点と圧巻の好成績をマーク。本塁打と打点の二冠王に輝き、打率もア・リーグ3位にランクイン。OPSは自身キャリアハイ、メジャー全体トップの1.159を記録した。

今季は開幕直後こそ打撃不振に陥るも、フアン・ソト外野手に続く3番打者として大活躍。とりわけオールスター以降は打率.347、OPS1.232と打ちまくった。ワールドシリーズこそ振るわなかったが、ア・リーグのMVPに相応しいパフォーマンスを見せ続けた。各球団のマークは厳しく、今季もっとも勝負を避けられた打者と言ってもいいだろう。

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■好球必打が光る、ジャッジとソト

MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、今季のジャッジはメジャー最多の敬遠数20個を記録。四球率18.9%は、規定打席到達の打者でトップに立っている。初球ストライク率52.6%は今季メジャー最少。限られた好機の中で58本塁打を放ったのだから驚きだ。

加えて、ボール球スイング率18.7%は全体4位の少なさ。昨季の19.5%よりさらに減少し、辛抱強く際どいコースを見極めた。同僚だったソトも四球率18.1%でジャッジに次ぐ2位と優秀、リーグでも屈指の「好球必打」が光るコンビだった。

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ちなみに、ドジャース大谷翔平投手は今季敬遠数10個、四球率11.1%でジャッジよりも少なめ。後続にムーキー・ベッツ内野手とフレディ・フリーマン内野手が控えており、走者としても優秀で安易に歩かせられない側面もあったのだろう。

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