「敗北確率は91.2%」井上尚弥に“下剋上”を起こす可能性を韓国メディアが報道 代役挑戦から19年ぶりの王者誕生なるか

 

A.Kudo/SPREAD編集部

「敗北確率は91.2%」井上尚弥に“下剋上”を起こす可能性を韓国メディアが報道 代役挑戦から19年ぶりの王者誕生なるか
無敗王者のフルトンを圧倒した井上尚弥(c)SECOND CAREER

ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥は24日、東京・有明アリーナで対戦を予定だったサム・グッドマン(イギリス)の負傷再発を受け、“代役”のWBOスーパーバンタム級11位キム・イェジュン(韓国)と対戦することが決まった。

韓国メディア『MKスポーツ』は、ブラジルの大手ベッティングサイトでキムの勝利に20倍のオッズが掛けられていることを紹介し、「勝率5%予想でも自信あふれる覚悟」と世界タイトルに挑戦するキムを報じている。

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■韓国選手として、9年2カ月ぶりの世界タイトル戦へ

キムは日本選手に7戦7勝の“日本人キラー”として知られており、戦績は21勝(13KO)2敗2分、KO率は61.9%を誇る。

キムは井上とも対戦経験のある前WBO世界バンタム級王者のジェイソン・モロニー(オーストラリア)とスパーリングを行うなど調整中。モロニー自身も2月24日にバンタム級10回戦で那須川天心との対戦を控えており、『MKスポーツ』は「最高のスパーリングパートナーだ」と称えた。

また、ブラジルの大手ベッティングサイト『フォーカスターズ』のデータを取り上げ、キムの勝利に20倍のオッズが設定されているということは「イノウエ・ナオヤに勝つ可能性は5%と計算されたということだ」とし、「(同サイトは)キム・イェジュン敗北確率は91.2%と予想した」と厳しい事前予想を報じた。

また、井上陣営の動向についても言及し「大橋ジムは『2025年4月に米国ラスベガス、秋にサウジアラビア大会に参加する計画に変化はない』としており、キム・イェジュンに負けるという考えはまったくしてない」と余裕ムードを感じている様子だ。

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キムは23日に前日計量を通過すれば、9年2カ月ぶりの世界タイトルマッチの韓国人出場者となるほか、下剋上が起きれば、2004年にWBCフェザー級王座を獲得したチ・インジン(2006年に越本隆志に判定負けを喫して王座陥落)以来、19年ぶりの韓国人王者誕生となる。

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