井上尚弥、異例続きの興行で代役“日本人キラー”と3度目の防衛戦へ……10日前に対戦相手が変更も自信 配信スケジュール

 

A.Kudo/SPREAD編集部

井上尚弥、異例続きの興行で代役“日本人キラー”と3度目の防衛戦へ……10日前に対戦相手が変更も自信 配信スケジュール

ボクシングの世界スーパー・バンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は24日、東京・有明アリーナでWBO同級11位のキム・イェジュン(韓国)と対戦する。

対戦相手のキムは、WBO世界同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)が練習中の負傷により棄権したことで、急きょ代理出場が決定。1カ月延期からの対戦相手変更という異例続きの興行に注目が集まっている。

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■日本選手に“7戦全勝(5KO)”キム・イェジュンとの日韓戦に注目

井上は昨年9月に行われたTJ・ドヘニー(アイルランド)戦で7回TKO勝ちを収め、2度目の防衛に成功。その後グッドマンとの試合が12月24日に決まったが、グッドマンが左目の上をカットしたため、試合は1月に延期となった。しかし11日にグッドマンが再び14針を縫う処置を受けたため試合は中止に。大会10日前に代理挑戦者キムとの対戦が決定した。

急きょ決まったカードにも、井上は「何とも思っていない」と自信。対戦相手のキムも、「井上選手と試合ができることは全ての選手にとって光栄なことだと思う。試合を楽に終わらせるつもりはない」「1ラウンドから全力で来てほしい」と語っている。

戦績は井上の28戦28勝(25KO)に対し、キムは25戦21勝(13KO)2敗2分。キムは日本選手に強く、これまで7戦全勝(5KO)の日本人キラーとして知られる。キムにとっては4団体タイトルを獲得する一世一代のチャンス。23日の計量をパスすれば、韓国の男性ボクサーとしては9年2カ月ぶりの世界タイトルマッチ挑戦、もし4つのベルトを巻くことになれば、19年ぶりの王者誕生となる。

そのほか、佐々木尽(八王子中屋) と坂井祥紀(横浜光)による東洋・WBOアジア・ウェルター級タイトルマッチ、渡邉海(ライオンズ)と奈良井翼(RK蒲田)による王者同士のノンタイトル戦など、4つのタイトルマッチが決定している。

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■「Lemino」配信スケジュール

23日13:00~:前日計量
24日15:20~:井上尚弥vs.キム・イェジュン大会開始

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