ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた佐々木朗希投手は17日(日本時間18日)、自身のインスタグラムでドジャースへの移籍を決めたことを発表した。今オフの移籍市場でも注目銘柄のひとりとされていた23歳右腕の加入が決まったことを受けて、MLB公式サイトが見解を述べている。
◆佐々木朗希、ドジャース入り決断理由は……「6人制ローテ・中5日」を重視か 「実行できるのは層の厚いド軍だけ」と地元紙
■パドレス、ブルージェイズとの争い制す
佐々木をめぐっては争奪戦が繰り広げられたなか、パドレスやブルージェイズも最終候補として挙がっていたが、かねてから有力チームとして名を連ねていたドジャースでアメリカに挑戦することが決まった。
そんななか、MLB公式サイトは『日本の天才ササキがドジャースを指名』と題した記事を掲載。ドジャースへの移籍を決断した佐々木について、特集記事を展開している。
記事内では「オフシーズンの最も興味深いFA(佐々木)は、ドジャーブルーのユニフォームをメジャーキャリアをスタートさせる」と報道。「ササキがドジャースに合っていることは明らかだった」と移籍先として適していたとし、「代理人のジョアン・ウルフ氏はクライアントの希望の詳細こそ明かさなかったものの、市場規模、場所、チームの成功、チームにすでに日本人がいるかどうかなどを話し合った」と大谷翔平投手、山本由伸投手という2023年のワールド・ベースボール・クラシック優勝メンバーが在籍していることも決断を後押ししたと分析する。
また、「ドジャースはメジャーリーグレベルの投手から最高の力を引き出す才能がある」と2024年の世界一チームが持つ力も佐々木の助けになると記されており、「ササキはすでにプロレベルで大きな成功を収めているため全面的な改革は必要はないが、潜在能力を最大限に発揮できるようにある程度の調整が必要になる」とメジャーの世界でトップに立つために適応も求められるとしている。
23歳の佐々木をめぐって大争奪戦が展開されたなか、当初の見方通りドジャースへの移籍が決まった。令和の怪物がメジャーの舞台でどのような活躍を見せるのかは注目が集まる。
◆大谷翔平はカナダ行きの飛行機に乗らず、佐々木朗希にも振られ……悲痛のブルージェイズに米記者同情「トロントの皆さん、お気の毒です」