ドジャースは1日(日本時間2日)、本拠地ドジャースタジアムでファンイベントである「ドジャーフェスト」を行った。大谷翔平投手や山本由伸投手、ムーキー・ベッツ内野手などが姿を現した。
世界一球団の祭典にドジャースの編成本部長を務めるアンドリュー・フリードマンも登場し、再契約が熱望されている人気選手についてコメントしている。
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■スネル、佐々木など大物を次々に確保
ドジャースは世界一を獲得した今オフも積極補強に動いており、ジャイアンツからフリーエージェント(FA)のブレイク・スネル投手やポスティングシステムを申請し、争奪戦が展開された佐々木朗希投手を確保。野手でも昨年主軸を担ったテオスカー・ヘルナンデス外野手と再契約し、ジャイアンツからマイケル・コンフォート外野手を獲得するなど、充実の布陣を作り上げている。
一方で、FAとなっているのが「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス内野手で、内外野を守れるユーティリティーさに加えて明るいパーソナリティーや派手なパフォーマンスも魅力の33歳ベテランは、ファンからの人気も高い。
現地メディア『ドジャース・ネーション』は「ロサンゼルス・ドジャースは才能に事欠かない選手が揃っているが、多くのファンはキケ・ヘルナンデスの復帰を待ち続けている」と言及。フリードマン編成本部長は、ヘルナンデスとの再契約について「キケの扉は決して閉ざされることがない」と発言しており、復帰への可能性を示唆している。
記事内ではドジャースが1月30日(同31日)にレンジャーズからFAだったカービー・イエーツ投手を獲得したことにより、40人枠が埋まった現状を整理しつつも、「ヘルナンデスが復帰する時間はまだあり、フリードマンのコメントはこのユーティリティープレイヤーが今冬ドジャースと契約するチャンスがあると、ファンに自信を与えるはず」と今後への期待を述べている。
スネルや佐々木などの大物を確保した一方で、ファンやチームメイトの信頼も厚いヘルナンデスの復帰が決まればチームにとっては小さくない恩恵をもたらす。はたして、再契約が待ち望まれる人気者の復帰は実現するのか。
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