【MLB】剛腕ケリーはエンゼルス移籍か「ドジャース以外には戻る場所がない」と語るも…… 米メディアの見解「ブルペンの貴重な戦力に」

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】剛腕ケリーはエンゼルス移籍か「ドジャース以外には戻る場所がない」と語るも…… 米メディアの見解「ブルペンの貴重な戦力に」
ドジャースのジョー・ケリー(C)Getty Images

ドジャースからFAとなったジョー・ケリー投手の去就に注目が集まっている。米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』のケリー・ミラー氏は6日(日本時間7日)、「ドジャースからFAとなったケリーがエンゼルスと契約する」との見解を示した。

大谷翔平投手に背番号17を譲り、ポルシェを贈呈されたことで日本でも名を知られた剛腕だが、現在も来季の所属が未定となっている。

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■近年は故障が絶えず

ケリーは7日(同8日)、地元メディア『Bleed Los Podcast』の取材に応じ、「他のチームで戦うくらいなら、肩の痛みのせいにしてプレーしないと思う。それくらい、今の環境に満足しているし、ドジャースとは良い関係がある。ここ以外には戻る場所がないと思っている」とし、リハビリ後はドジャースとの再契約を目指すと語っていた。

一方でミラー氏は「彼は近年故障がちの36歳で、過去3シーズンでWAR(勝利貢献度)はマイナスだ。それでも、時折圧倒的な投球を見せる。2023年と24年には、それぞれ13ホールドを記録しており、ブルペン強化を図るエンゼルスにとって7回や8回を任せられる貴重な戦力となるだろう」と、独自の見解を示した。

ケリーは過去5年間で、肩や肘、上腕二頭筋、ハムストリングなど、さまざまな問題で10回の故障者リスト入りをしており、耐久性への懸念が高まっている。フォーシームの平均球速98.1マイル(約157.8キロ)を誇る剛腕は魅力だが、制球力が課題。昨季は肩の故障で離脱、35試合の登板で32イニング、1勝1敗、防御率4.78の成績に留まった。

ドジャース残留が叶わなければ、引退もほのめかしていたケリー。現在もリハビリ中で、今後の去就が決まるのは当面先と見られている。

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