JRAは7日、第61回弥生賞ディープインパクト記念(GII、芝2000m)の枠順を発表した。
エリカ賞勝ちから無敗の重賞Vを目指すナグルファルは2枠2番、葉牡丹賞でレコード勝ちを収めた2戦2勝馬ヴィンセンシオは3枠3番、朝日杯FS2着のミュージアムマイルは7枠11番から発走する。
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■14頭立てまでなら外枠優勢
過去10年、最多5勝を挙げるのが8枠で【5.1.1.13】勝率25.0%、単勝回収値267。続いて4枠【2.1.2.5】、6枠【2.1.1.12】でこちらも単勝回収値は240以上を記録する。2着が多いのは7枠【0.4.2.14】、5枠【0.3.0.9】。4枠より外に好走馬が集中しており、1~3枠は合わせて【1.0.4.25】勝率3.3%、複勝率16.7%と振るわない。
人気別で見ても、3番人気以内の1~3枠【1.0.2.5】複勝率37.5%、複勝回収値43に対して、4~8枠は【6.7.2.7】複勝率68.2%、複勝回収値91。なお、8枠は【4.1.1.0】と人気馬ならパーフェクト。
4番人気以下で見ると8枠は【1.0.0.13】と、2019年のメイショウテンゲンまで遡る。とはいえ、4~7枠は好走馬が複数頭いるが、1枠は【0.0.0.7】で全滅、2枠と3枠も1頭ずつしか好走しておらず、やはり内枠は不利な傾向にある。過去10年においては、10~12頭立てでしか行われておらず、頭数が収まるために揉まれにくい外枠は有利に働いていたと判断できる。
今年は14頭立ての弥生賞。2000年以降、12~14頭立てで行われた対象6レースを見ると、1~2枠が【1.0.1.10】、3~4枠が【1.2.4.9】、5~6枠が【1.1.1.21】、7~8枠が【3.3.0.18】で、内過ぎるのは割り引きが必要。ナグルファルは揉まれる経験がなく2枠となると過信は禁物。一方、ヴィンセンシオは安定感抜群の3枠。5番人気以内で見ても、3~4枠は【1.1.4.4】複勝率60.0%をマーク。ヴィンセンシオとジュタは勝ち負けまではどうかも、軸としての役割は果たせそう。7~8枠は5番人気以内だと【3.2.0.5】連対率50.0%で、勝ち負けになりやすく、ミュージアムマイルは連対の可能性が高まった。
なお、5~6枠は5番人気以内でも【0.0.1.6】と不振。アロヒアリイ、アスクシュタインは伏兵にとどまり妙味を感じるものの、押さえ程度が妥当。
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