【フローラS／データ攻略】エストゥペンダとゴーソーファーの「買い or 消し」実績馬2頭で“馬券内率75％”該当は

今週は東京競馬場でフローラS（芝2000m）が行われる。オークス出走の切符をかけた一戦に、各路線から素質馬が集結した。

ここでは、過去10年データからゴーソーファーとエストゥペンダにフォーカスしたデータを取り上げる。

◆【フローラステークス2025予想／枠順傾向】上位人気勢で“明暗”　ヴァルキリーバースらは「1.1.0.11」の人気サイドでも取りこぼし目立つ枠

1 ■ゴーソーファーに“馬券内率75％”の好データ
2 ■エストゥペンダに【0.0.0.5】の鬼門
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■ゴーソーファーに“馬券内率75％”の好データ

フラワーC3着からオークスの権利獲りを目論むゴーソーファー。2走前は皐月賞にも出走したアロヒアリイを下しての勝利と、ハイレベルな牡馬相手にも良績がある1頭だ。後方待機がデフォルトの脚質は開幕週の東京芝で不安を覚えてしまうが、データが下した結論は？

・フラワーCで上がり3F2位以内かつ掲示板内【1.1.1.1】

このなかには5番人気1着クールキャットも該当。ユーバーレーベンやシャドウディーヴァといったのちの東京芝重賞でパフォーマンスを上げた馬も多く、中山→東京替わりがプラスに働くとのデータだ。

直近3戦は中山を使われてきたゴーソーファーだが、新馬戦は左回りの新潟芝外回りで逃げ切り勝ち。ゆったりと運べるコースなら機動力を発揮できる可能性があり、開幕週の東京芝はそこまで気にする必要はなさそうだ。馬券内率75％に該当する条件で迎える今回、さらなる前進を期待したい。

■エストゥペンダに【0.0.0.5】の鬼門

同じ重賞好走馬でも、エストゥペンダにはマイナスデータが。フェアリーS、クイーンCと重賞で連続3着。エンブロイダリーやエリカエクスプレスなど桜花賞5着内馬と好勝負を演じた馬だが、自身の持ち味が活きない可能性を示す数字が浮上した。

・前走東京芝で上がり3F最速【0.0.0.5】

昨年1番人気に支持されたバロネッサもこの項目に該当し馬券外。東京で証明した切れ味が再度発揮されるかと思いきや、開幕週の馬場においてその切れ味は諸刃の剣になってしまうようだ。

エストゥペンダについて補足すると、デビューから一貫してマイルを使われているローテーション。陣営が桜花賞を意識していた可能性は高く、ここにきての距離延長にどう対応するかもポイントとなりそうだ。自分の形が決まっているがゆえの差し損ねは頭に入れておくべきか。

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著者プロフィール

田原基成（たはらもとなり）●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。