JRAは27日、第60回フローラS(GII、東京芝2000m)の枠順を発表した。
クイーンS3着のサートゥルナーリア産駒エストゥペンダは8枠18番、フラワーC3着のキズナ産駒ゴーソーファーは5枠9番、2000m戦連勝中のエピファネイア産駒ヴァルキリーバースは6枠12番から発走する。
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■連対馬20頭中14頭が1~4枠
過去10年、最多4勝を挙げるのが2枠で【4.2.1.12】勝率21.1%、連対率31.6%は抜けた成績。5番人気以内なら【4.2.1.2】勝率44.4%、複勝率77.8%、回収値は単勝382、複勝191まで上る。逆に人気薄の好走がないので、2枠はある程度の実力を評価された人気サイドが狙いということになる。
今年、好枠を手にしたのはドーギッドとエンジェルブリーズ。素質が評価されそうなのは既走馬相手にいきなり勝利を挙げたエンジェルブリーズだろう。スローの流れで2着に2馬身差をつけて快勝し、2~4着馬もすでに勝ち上がっており、枠を利していきなり通用してもいい。
次いで8枠が【2.1.4.19】だが、残る4勝は1、3、4、5枠で分け合い、勝ち馬は1~4枠の内めの枠に集中。なお、1~4枠は合わせて【7.7.4.58】で連対馬20頭中14頭を占める。このうち、逃げ・先行馬が【3.5.0.13】で回収値が単勝172、複勝119。中団の差し馬は【3.2.4.23】で回収値が単勝172、複勝113。後方待機は【1.0.0.21】で最後方から上がり最速で追い込んだ1番人気サトノワルキューレしか勝利を挙げられていない。開幕週だけあり、人気に関わらずロスを防げて先行~中団馬群で脚を溜められる内めの枠を中心視するのがベター。
脚質にマッチしレースが組み立てやすい枠に入ったのは、逃げ候補で1枠のロートホルン、好位で控えそうな4枠のブラックルビー。前者の鞍上・横山武騎手は本レース【2.0.0.3】、後者の戸崎騎手は【1.1.2.6】と高打率なのも追い風だ。
5~8枠は合わせて【3.3.6.77】。とはいえ、2015年と23年を除けば、頭数に関わらず毎年1、2頭が馬券に絡んでおり、5番人気以内が【3.1.4.18】で人気サイドならチャンスあり。このうち7~8枠が【2.0.4.7】複勝率46.2%、複勝回収値126に対して、5~6枠は【1.1.0.11】複勝率15.4%、複勝回収値28と、外にいくほど好成績を収める。3着が目立つためハードルが上がるものの、外から被される心配が少なく、若い牝馬にとって揉まれにくい枠であることがメリットとなっていそうだ。
なお、フルゲートの大外は【1.0.0.2】で2016年に3番人気チェッキーノが勝利を果たしている。そのあたりを考慮すると、5枠のゴーソーファーや6枠のヴァルキリーバースよりも8枠のエストゥペンダを上位に取りたいシーンだ。
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