第1回しらさぎS(22日/GIII、阪神芝1600m)には、復活を期すチェルヴィニア、初のマイル戦となるレーベンスティール、厩舎ゆかりの血統で佐々木主浩オーナーのシヴァースなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「デビットバローズ」を取り上げる。
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目次
■デビットバローズ
前走のエプソムカCは、レース全体のバランスとしては前半4F46秒0~後半4F46秒6とハイペースというよりはミドルペースに近い印象だったが、結果的に掲示板を占めたのは中団よりも後ろの馬達ばかり。稍重発表ながら芝の1800メートル1分43秒9という異様なまでの高速決着となったのも伊達ではない。好位グループでも位置取りとしては不向き、それぐらいに後ろに位置した馬達に有利なレースだった。
それを思えば外め4番手から積極的に進めた同馬が直線半ば辺りで早々と失速してしまったのも致し方なかったと言える。去勢したことにより集中力こそ増したとはいえ、限界がきてそこから更に一踏ん張りできるようなメンタルの持ち主ではないこともまた確かか。
そういう意味では、距離は短縮され先行勢も手薄となる今回、前走に比べれば遥かにタフさが要求されないであろう状況は大いにプラスだ。この中間の気配は、かつての危うさを見せていないように下降傾向は一切なし。直前は1F11秒1の中で一旦僚馬に先を譲り、そこから再加速しての差し切りと優秀な瞬発力まで披露してみせるのだから、とんだ高性能。まず好調域は確実。侮るなかれ。
総合評価「A」
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