敗色濃厚だったアルゼンチン、メッシの1ゴール1アシストで大逆転……解説陣も驚き「まるでハリウッド映画」【北中米W杯】

敗色濃厚だったアルゼンチン、メッシの1ゴール1アシストで大逆転……解説陣も驚き「まるでハリウッド映画」【北中米W杯】
アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(C)Getty Images

FIFAワールドカップ北中米大会・決勝トーナメント2回戦が7日(日本時間8日)に行われ、優勝候補アルゼンチンはエジプトに3-2で勝利。敗退寸前まで追いつめられたが、FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)の1ゴール1アシストで、8強進出を手繰り寄せた。メッシは今大会8得点目となり、得点王争いで単独トップに立った。

◆【実際の映像】逆転劇引き寄せた“神の子”メッシを歓喜の胴上げ エジプト戦勝利後に見せたアルゼンチンの盛り上がりの様子

■試合後には涙「ホッとした」

立ち上がりからゲームを支配したアルゼンチンだったが、前半15分にショートコーナーから失点。それでも6分後にはPKを獲得し、同点のチャンスを得た。しかし、キッカーを務めたメッシのシュートはエジプトGKに阻まれ、今大会2度目のPK失敗となった。

その後もアルゼンチンはボールを保持するものの、エジプトのカウンターに手を焼く展開。すると、後半22分に追加点を献上。残り13分で0-2となり、連覇の夢は潰えたと思われた。

ところが、後半34分にメッシのクロスからDFクリスティアン・ロメロ(トッテナム)が頭で合わせて1点を返すと空気は一変。後半38分にはメッシが、PK失敗を取り戻す強烈なボレーを叩き込み、同点に追い付いた。

延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム。MFエンソ・フェルナンデス(チェルシー)のヘディングが決まり、土壇場3発のアルゼンチンが逆転勝ちを収めた。

試合後、涙を流したメッシは「ホッとした」と本音を吐露。「PKを外し、(自分自身に)ものすごく腹が立っていた。あの大事な場面でチームを裏切ってしまったように感じて。でも、幸運にも神様が最後に僕に特別なものを用意してくれて、同点ゴールを決めることができた」などと振り返った。

■「怪物を目覚めさせるな」

米メディア『FOXスポーツ』で解説を務めている元フランス代表ティエリ・アンリ氏は、メッシについて「彼は止められない。今日の試合は、まるでハリウッド映画のようだ。それも、脚本を見た時に“こんなことは現実には起こらないだろうな”と思うような映画だ。彼は自分の足で歴史を書いている。信じられないことだ」と称賛した。

さらに同氏は「彼は一度、(PK失敗で)“やっぱり彼も人間だな”と思わせておいて、その直後にまた、“いや、彼は人間じゃない”と思わせる。つまりレオ(メッシの愛称)について言えるのは、あの怪物を目覚めさせてはいけない、ということだ」と続けた。

W杯9試合連続ゴール、通算21得点と自身の持つ最多記録を伸ばしたメッシ。ベスト8ではスイスと対戦する。

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