左膝痛により30日(日本時間31日)のマリナーズ戦で、スタメンを外れたドジャースの大谷翔平投手。デーブ・ロバーツ監督は試合前の会見で、負傷者リスト(IL)入りについて否定的な考えを示したが、識者からは「一度ILに登録し、休ませるべき」との声もあがっている。ポストシーズンを見据えて体調を整えたほうが得策か、議論を呼びそうだ。
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■「痛み」を訴えて先発から外れる
左膝の炎症を抱えながら、打者としてプレーを続けてきた大谷。今回は「痛みがある」と本人から申告があったという。
オールスターゲーム期間中には、膝に注射を打つなど治療に専念。緩和したはずだったが、再び痛みに襲われた。
大谷をスタメンから外した理由について、説明に追われたロバーツ監督。記者から「ILに入れて10日間の回復期間を与えることが、結局は理にかなっているのではないか」と問われると、「その考えは理解できる」と同調。チーム内でも議論になっていることを認めつつ、「ここ数週間で状態は良くなっていたし、打撃面で非常に貢献している」と話し、現時点でのIL入りについては否定的な考えを示した。
ただ、大谷のIL入りを提案する声は少なくない。レッズやナショナルズでGMを務めたジム・ボウデン氏は同日、自身のポッドキャスト番組『GM Territory』に出演。「大谷をILに入れ、より長期間に渡って戦列から離れさせるべき」という見解を披露した。
■難しい決断を迫られる首脳陣
その理由について、同氏は「そうすれば8、9、そして10月の戦いに向けて、チームとしてより良い状況になる。ドジャースにとって、大谷の回復が最も重要だと思う」とし、ポストシーズンに向けたコンディション作りを優先すべきと訴えた。
同氏はILへの登録が難しいことも理解しており、「大谷はプレーできないというほどの重傷でもない。それに、何しろ彼自身がプレーしたがっている。本人がグラウンドに立ちたいと望んでいる以上、IL入りを求め、納得させるのは難しい」と指摘。それでも「もしも私がドジャース関係者なら、彼を呼び出してその案(故障者リスト入り)を提示するだろう」と主張した。
IL入りか、身体に注意を払いながらプレー続行か。本人およびフロントの判断が、注目を集めそうだ。
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