卓球の「ノジマTリーグ 2026-2027シーズン」は20日、神奈川県のカルッツかわさきにて、トップおとめピンポンズ名古屋と木下アビエル神奈川の試合が行われ、名古屋はマッチカウント3-2で勝利し、開幕からの連勝を「9」に伸ばした。
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■KA神奈川相手にフルマッチの戦い
今季のTリーグ女子で開幕から快進撃を続けてきたのが名古屋だ。昨季は4位に終わり、プレーオフ進出を逃したチームは、史上初の台湾開幕となった7月25日のKA神奈川戦で勝利を飾ると、開幕8連勝を記録。序盤戦の主役を演じてきた。
そんな今季好調のチームをけん引してきたのが木村香純。佐藤瞳、大藤沙月(日本ペイントマレッツ)、赤江夏星(日本生命レッドエルフ)など各チームの強豪を次々に破り、連勝劇に大きく貢献してきた。
KA神奈川のホームに乗り込んだこの日は、第3マッチのシングルスで牧野美玲と対峙。「初対戦だったこともあって、最後のほうには球質にも慣れてきたんですけど、結局は慣れ切れないまま終わってしまった」と振り返ったように、17歳のラリーの強さに劣勢に回る場面も増えた。中盤に立て直しを見せたものの、1-3で敗れた。
しかし、マッチカウント2-2で迎えた第5マッチに再起用された。敗れた直後だったこともあり、今季2度目のビクトリーマッチに「負けた試合のショックのほうが大きかった」と明かした木村だが、学生時代に対戦歴もある岡田琴菜を相手に「何度も対戦してきた選手なので、イメージはつかめていました」と語ったように、1ゲーム先取の特別ルールで強さを発揮した。11-8で勝利し、第3マッチのリベンジを果たしてチームの連勝継続に貢献した。
■26歳が語る名古屋の“全員卓球”
これで開幕からの連勝を9に伸ばした名古屋。2位のKA神奈川に勝ち点差「13」をつけて首位を独走し、9年目のTリーグで主役を演じている。
木村は連勝の要因に“チーム力”を挙げながら、「年齢層も幅広い中で、年上の選手が年下の選手たちを引っ張ってくれます」と南波侑里香や永尾尭子といった経験豊富な選手に感謝を述べる。さらに、「第1マッチから第4マッチまでの中で、『誰かが負けても、絶対に誰かが勝つ』という気持ちがあります」と互いへの信頼感を口にする。
また、「WTTスターコンテンダーアスタナ」で女子シングルス、女子ダブルスの2冠に輝いたエース格・木原美悠が不在だった中、「今季はもう『全員で1点を取りにいく』。木原選手がいれば、もちろんチーム力はすごく上がります。ただ、いなければいないで、その分を全員でカバーするという感じです」と、不在の選手をカバーできる選手層の厚みにも自信を深めている。
そんな中で木村自身も成長を感じ取っており、「『世界ランキング50位以内の選手に勝てる実力をつける』ということを目標に掲げています」との言葉通り、大藤、佐藤、赤江といった日本の実力者から白星をつかんでいる。
今後も名古屋の快進撃が続いていくかが焦点となる中、木村は「もし1敗したときには、『たかが1敗』という気持ちを持つことが大事」と冷静に今後を見据える。「そこからまた立て直して、もう一度波に乗って勝っていく」と好不調の波が訪れる可能性も見据えながら、1試合1試合を戦っていくことを誓った。
9年目を迎えたTリーグで、開幕から総合力の高さを見せる名古屋。この快進撃がさらに続いていくのか。その中で輝きを放つ26歳のキーマン・木村香純の活躍にも注目が集まる。
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