シングルス初勝利の17歳・牧野美玲が見せた可能性 語った日本のエース・張本美和の“凄み”「頭3個、4個くらい抜けている」【Tリーグ】

シングルス初勝利の17歳・牧野美玲が見せた可能性 語った日本のエース・張本美和の“凄み”「頭3個、4個くらい抜けている」【Tリーグ】
牧野美玲 撮影:SPREAD編集部

卓球の「ノジマTリーグ 2026-2027シーズン」は20日、神奈川県のカルッツかわさきにて、木下アビエル神奈川とトップおとめピンポンズ名古屋の試合が行われ、KA神奈川はマッチカウント2-3で敗れた。

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■実力者相手につかんだ白星

KA神奈川は主力を欠く中、ホームの川崎で前日に日本生命レッドエルフに0-4で敗れ、開幕から無傷の8連勝中だった名古屋との戦いで立て直しを求められた。

そんな中、2点起用されて存在感を放ったのが牧野美玲。「2点起用されることは今日の朝に言われました」と驚きを見せた17歳だが、まずは16歳の髙橋青葉と組んだダブルスで奮闘。経験豊富な南波侑里香、永尾尭子組を相手に第1ゲームを奪うなど先手を取った。「第1ゲームと第3ゲームの展開がすごくよかった」と振り返ったように持ち味を見せたものの、最終第3ゲームを8-11で落とし、惜しくも敗れた。

しかし、第3マッチの木村香純とのシングルスでは、そのポテンシャルを見せつけた。今季は大藤沙月(日本ペイントマレッツ)からも勝利を挙げるなど名古屋の中心を担う相手に、「最近、木村選手はずっと勝っていて、『強い選手』という印象が自分の中ですごくあった」としつつも、「逆に、『勝たなきゃ』というプレッシャーや緊張はまったくありませんでした」と前向きに捉えた。

対戦した木村が試合後に「サービスもうまかったですし、そこからガンガンパワーで攻めてくるというよりは、こちらがパワーを出して打ったボールを何本も何本も返してくる」と特徴を語ったように、牧野が自分の時間を作りながら、2ゲームを先取して流れをつかんだ。「自分は粘りのあるラリーが特徴なので、そこを生かせました」という言葉通り、自信にあふれたプレーで3-1で勝利。Tリーグのシングルスで自身初勝利を飾り、チームが敗れた中でも存在感を示した。

■目標に掲げた同学年のエース

牧野は今季Tリーグで貴重な経験を積む中、「自分は粘りのあるラリーが得意な反面、決めるボールが少ない」と課題を認識しているという。「なので、パワーのある強打や、決め切るボールを練習しています」と、今後のレベルアップを見据えている。

また、お手本に挙げたのがアジア競技大会に出場中の張本美和。2009年3月生まれの牧野は、2008年6月生まれの張本美と同学年にあたるが、「練習を見ていたり、一緒に練習したりすると、ミスの少なさや、一つひとつの技術の質の高さをすごく感じます」と、同じ場所で研鑽を積む中での印象を語る。

張本美和 撮影:SPREAD編集部

今は世界ランキング3位に立つ張本美に対し、「小学生の頃から、ずっとみんなより頭一つ抜けているとは思っていました。ただ、中学、高校生になってからは、一つどころではなくて、3個、4個くらい抜けているような感覚です」と、右肩上がりで日本のエースに上り詰めた18歳へ尊敬の念を抱きながら、「日本トップの実力がある選手なので、尊敬していますし、目指している選手です」と目標に掲げた。

今季は若手にも出番が与えられているKA神奈川の中で、存在感を放った牧野。日本のエース・張本美和というお手本に刺激を受けながら、さらなる活躍を誓った。

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izukawaya