バドミントンの全英オープンは3月15日に女子ダブルス決勝が行われ、第3シードの福島由紀/廣田彩花ペアが第6シードの杜玥/李茵暉ペアを21-13、21-15で下し優勝した。
福島/廣田ペアは第1ゲームの中盤に6連続ポイントでリードを奪い、最後まで主導権を与えることなく逃げ切った。
第2ゲームは相手の仕掛ける速い展開に飲まれリードを許したが、落ち着いて守備からリズムを作り、自分たちのペースに持ち込み逆転した。
2年続けての惜敗から念願の初優勝
福島/廣田ペアは一昨年の決勝、昨年の準決勝で敗れ、善戦するも全英オープン制覇には手が届かないでいた。
廣田選手は「2年前の決勝戦、昨年の準決勝で負けたので優勝したい気持ちが強かった。2人で1つずつ乗り越え優勝できて嬉しい」とコメントした。
全英オープンを最後にバドミントンは約1ヶ月間、新型コロナウイルスの影響によりワールドツアーを中断する。
福島選手は「この大会も取りやめになる可能性があったなかで開催されたことは嬉しいです。次の大会に向けて励みになりますし、特にオリンピックに向けてしっかりと準備していきたいです」と、代表に前進した東京五輪を目標に挙げた。
日本の女子ダブルス五輪出場枠は2。選考レースで首位を走っていた福島/廣田ペアはツアー中断前に大きな1勝を手にした。
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