日本時間6月19日の21時にサッカー日本代表がFIFAワールドカップ(W杯)初戦を迎える。急な監督解任もあり慌ただしく準備してきたなかでの試合だが、好ゲームになることと勝ち点の獲得を期待したい。
気になる初戦の相手はコロンビア代表。4年前のブラジル大会でも対戦して1-4で敗れた相手だ。4年前にも対戦した選手、ブラジル大会のときはいなかった選手が加わったコロンビア代表について、注目・注意すべき選手をピックアップしてみた。
ハメス・ロドリゲス

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言わずと知れた4年前の得点王。当時、日本戦でも1ゴール挙げて大勝に貢献している。
15歳にして地元コロンビアのクラブでプロキャリアをスタートさせ、ブラジルW杯のときはフランスのモナコに所属していた。
大会得点王の活躍が認められ、W杯後にはラダメル・ファルカオ選手の記録を塗り替えるコロンビア人史上最高の移籍金でレアル・マドリードに移籍した。
レアル・マドリードで出場機会を減らされた時期もあったが、昨季はバイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍し、主力としてブンデスリーガ制覇を果たしている。
さらに詳しいハメス・ロドリゲス選手の経歴や人柄などは、以下の記事にまとめられている。
コロンビア代表 ハメス・ロドリゲスってどんな人?私生活や人柄に迫る
ラダメル・ファルカオ

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El Tigre(エル・ティグレ、虎)のニックネームを持つコロンビアのエースストライカー。アルゼンチンの名門リーベル・プレートで経験を積み、欧州に主戦場を移してからも高い得点能力で世界最高峰のフォワードに数えられた。
そんなファルカオ選手だが意外にもW杯出場は今回が初めて。1998年のフランスW杯を最後に、コロンビアは強豪ひしめく南米予選を勝ち上がれず、3大会連続で出場権を逃していた。
前回のブラジル大会はファルカオ選手の活躍もあり4大会ぶりに出場を果たしたが、ファルカオ選手自身はヒザの靱帯を断裂する大ケガで選手選考から漏れている。
このとき負ったケガの影響が長引き2年間スランプに陥ったが2016-17シーズンに大復活。UEFAチャンピオンズリーグでも大事な場面でゴールを決めて、所属するモナコを準決勝に導いた。
さらに詳しいラダメル・ファルカオ選手の経歴や人柄などは、以下の記事にまとめられている。
コロンビア代表・ファルカオってどんな人?生い立ちや人柄、家族などについて迫る
フアン・クアドラード

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世界でも有数のスピードとドリブル突破能力を持つと言われるユベントスの主力選手。ブラジルW杯でも苦しめられたが、4年間でさらにレベルアップしている。
2008年にコロンビアのインデペンディエンテ・メデジンでプロデビューしたあとは、イタリアに渡ってウディネーゼ、フィオレンティーナ、ユベントスでプレーしている。
右サイドからコロンビア代表に多くのチャンスをもたらす突破力は脅威の一言。日本の左サイドにはクアドラード封じが求められる。セリエAで対戦した長友佑都選手の経験値に期待をかけたい。
もちろん守ってばかりではジリ貧になるため長友選手、乾貴士選手の左サイドコンビにはコロンビアのお株を奪うようなサイド攻撃も必要だ。
ブラジルW杯ではサブ組み中心のコロンビアに大量失点してしまった日本だが、4年ぶりの再戦で彼らを抑えられるか注目したい。
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