2020年最後の「先週のランキング」は予想だにしない大混戦。野球、サッカーなど多くのスポーツがシーズンオフとなる中、羽生結弦選手の10ヵ月ぶり実戦復帰で注目を浴びる全日本フィギュアスケート選手権と那須川天心や堀口恭司、朝倉兄弟、シバターなど個性あふれるファイターを惜しみなく投入するRIZINとの一騎打ち(?)の様相を帯びた。このランキングは年末らしさを表しているのか……。
新型コロナウイルスに席巻された2020年最後のランキングや、いかに。
■第10位 羽生結弦、全日本に向けその心境を語る
2月の四大陸選手権以来、10ヵ月ぶりの実戦に挑む羽生結弦が、フジテレビ系列のニュース番組に登場、全日本フィギュアスケート選手権に向け、その意気込みを語った。その模様の綴ったレポートは各紙を賑わせたが、SPREADでもその記事がランクイン。
■第9位 那須川天心、大晦日RIZIN.26への思いを語る
こちらも大晦日のRIZIN.26に向け、その代名詞とも言える選手・那須川天心が意気込みを語った記事が注目を集めた。「大晦日=那須川天心」、今年もそのファイトで全国の格闘技ファンを魅了する。
■第8位 PFP世界一位「カネロ」アルバスがカラム・スミスを破る
村田諒太との対戦も噂されている「パウンド・フォー・パウンド」世界一にランクされるサウル「カネロ」アルバスが、無敗を誇るカラム・スミスと対戦。期待されたKO劇とはならなかったが終始スミスを圧倒、判定勝ちをした試合レポートが8位に。今回、RIZINでもなくフィギュアスケートでもない記事として、唯一のランクインとなった。
■第7位 皇治vs五味隆典の場外乱闘
やはりこちらも大晦日にRIZINで対戦する皇治と五味隆典の話題から。しかも対戦内容ではなく、ネット上で繰り広げられる2人の舌戦にスポットが当たった形だ。まぁ、格闘技らしい話題でもある。
■第6位 「大晦日男」那須川天心の対戦相手はクマンドーイ
【総合格闘技】「RIZIN.26」那須川天心に挑むタイの強豪・クマンドーイとは? 海外メディアは“攻撃的スタイル”を高評価
第9位にランクインした大晦日男・那須川天心の対戦相手は未発表のままだったが、タイの百戦錬磨クマンドーイ・ペットジャルーンウィットに決定したというニュース。果たしてどんな対戦となるかは、大晦日に。
■第5位 全日本フィギュア、10ヵ月ぶりの実戦で羽生結弦が首位発進
全日本フィギュアの男子ショートプログラムにおいて、2月以来の実戦となった羽生結弦が圧巻の演技を見せ、宇野昌磨、鍵山優真を抑え首位に立った。こうした速報は他メディアでも頻出するためか、SPREADでは絶大な人気を誇る羽生もアクセスランキングでは5位に留まった。フリーの演技については、本ランキングの対象時間外となった点は残念。
■第4位 年末恒例、大晦日RIZIN出場選手発表
大晦日に行われるRIZIN.26の出場選手発表記者会見が4位に。那須川天心らビッグネームが挙がったため、アクセスが集中した。
■第3位 炎上系YouTuberシバター、RIZIN.26に参戦決定
「炎上系」YouTuberとして知られるシバターが大晦日に参戦。「炎上軍」レスラーとしても活動する彼の対戦が話題に。シバター、実は元出版者勤務の編集者。SPREAD編集部としてもついつい、そして勝手に「仕事仲間」「同業者」として声援を送ってしまうもの。ぜひSPREADのアクセスも炎上させて欲しい。
■第2位 全日本フィギュアSP、羽生、宇野の滑走順
羽生、宇野両選手の出走順をお知らせしただけの記事。それが2位となるのだから、いやはや。
■第1位 全日本フィギュアSP 男女滑走順
フィギュアスケート人気の凄まじさを物語るランキング。本記事は編集部として何の工夫もない、事実として25日に行われる全日本フィギュアの滑走順を掲載しただけの記事。それがなんと堂々の1位となってしまうのだから、すごい注目度。本ランキングでは土日の模様が含まれていないのが残念。
2020年最後のランキング、いかがでしたでしょうか。全日本フィギュアへ羽生選手が出場するだけに、羽生関連の記事がアクセスを集めるのではないかと思いこんでいたのですが、予想外に3連覇を逃す結果に。むしろフィギュアスケートとしては、大会全般の記事が耳目を集めたよう。大晦日に向けてはRIZINの盛り上がりも反映され、RIZIN.26 vs 全日本フィギュアの一騎打ちは、5対4でRIZINの判定勝ちとなった。
いやはや、なかなか編集部の予想通りとは行かないアクセスランキング、2021年も何卒よろしく。
文・SPREAD編集部