【競馬】「共同通信杯」で連対率100%の頼れる騎手、「京都記念」で“一発”がありそうな騎手とは

14日(日)は東京競馬場で出世レースとして名高い共同通信杯(GIII、芝1800m)、阪神競馬場で今後のGIロードに繋がる京都記念(GII、芝2200m)が行われます。

京都記念は例年、京都競馬場の芝2200m外回りで行われていますが、今年は大規模改修工事のため阪神芝2200m内回りで行われます。

今年の京都金杯日経新春杯らと同様に舞台設定がガラリと異なるため過去のデータは参考程度に留めるのが良さそうですね。

◆「京都記念」宝塚記念やオールカマーの好走馬より狙うべき馬

■福永祐一騎手は2000年以降の共同通信杯で連対率100%

それでは共同通信杯の気になる騎手データを見ていきましょう。

中山競馬場で行われた2003年を除く、2000年以降の共同通信杯の成績データを基に、今年の共同通信杯に乗り鞍がある騎手の成績をまとめています。

[2000年以降]共同通信杯の騎手別成績(2003年の中山開催を除く)

各騎手の騎乗数にバラつきがあることを考慮する必要はありますが、過去5回以上騎乗したことのある騎手の中から着順と人気のバランスが優れているとデータが示すのが戸崎圭太騎手、福永祐一騎手です。

戸崎圭太騎手は2016、2017、2019年と騎乗機会3連続で3着以内を確保中。2019年は3番人気のダノンキングリーをきっちり勝利に導いていますね。2011年には11番人気のダブルオーセブンを3着馬と0秒1差の5着に好走させています。

今年の共同通信杯戸崎圭太騎手が跨るのが前日14時段階で4番人気のレフトゥバーズ(牝3、美浦・萩原)。クイーンCを除外され、ここに再投票してきた紅一点の同馬ですが、人気以上の走りを見せられるのでしょうか?

そして戸崎圭太騎手以上の飛び抜けた成績を残せているのが福永祐一騎手。

騎乗数こそ3鞍と多くはありませんが、2006年のフサイチリシャール(1番人気2着)、2014年のベルキャニオン(3番人気2着)、2015年のリアルスティール(3番人気1着)と、こちらも騎乗機会3連続で3着以内を確保しています。

今年の共同通信杯福永祐一騎手が騎乗するのが前日14時段階で3番人気のシャフリヤール(牡3、栗東・藤原英)。GI馬アルアインの全弟という血統背景もあり、1戦1勝ながら上位人気に推されていますが、同騎手が跨る以上軽視はできないですね。

■横山典弘騎手は極端な成績

一方、今年の共同通信杯で前日14時段階で1番人気のステラヴェローチェ(牡3、栗東・須貝)に跨る横山典弘騎手は【1.0.0.10】と極端な成績に終わっています。

人気に応えられないレースが多く、2002年のサスガ(2番人気4着)、2005年のニシノドコマデモ(2番人気4着)、2008年のスマートファルコン(2番人気7着)、2016年のハートレー(1番人気9着)で馬券圏外に敗れているのは気になるところ。

過去のデータを参考にすると1着付け、もしくは切りが正解かもしれませんね。

■阪神芝2200m重賞は北村友一騎手、和田竜二騎手が優秀

続いて京都記念に関連する気になる騎手データを見ていきましょう。

2000年以降の阪神芝2200m重賞戦の成績を基に、今年の京都記念に乗り鞍がある騎手の成績をまずまとめています

[2000年以降]阪神芝2200m重賞の騎手別成績

阪神芝2200mで行われる重賞は例年宝塚記念だけですが、京都競馬場の大規模改修工事のため、昨年のエリザベス女王杯もこの舞台で行われていますね。

昨年の宝塚記念クロノジェネシス)、エリザベス女王杯サラキア)で結果を残せていることから、北村友一騎手が飛び抜けた成績を記録しています。

ただし、今年の京都記念で同騎手が跨るのが前日14時段階で11頭中11番人気、単勝オッズ100倍超のハッピーグリン(牡6、栗東・森)。人気よりひとつ、ふたつ上の着順は狙えるかもしれませんが、掲示板入りできるかも怪しいところ。

そこで注目したいのが北村友一騎手の次に着順と人気のバランスが優れているとデータが示す和田竜二騎手です。

2勝のうち1勝は2000年宝塚記念テイエムオペラオーで挙げたものですが、2018年の宝塚記念では7番人気のミッキーロケットを優勝に導いていますね。

今年の京都記念和田竜二騎手が騎乗するのが前日14時段階で3番人気のステイフーリッシュ(牡6、栗東・矢作)。その着順が気になるところですね。

■阪神芝2200mでは団野大成騎手に一発の可能性

さらに阪神芝2200mの騎手データも見ていきましょう。

2000年以降の阪神芝2200mの成績を基に、今年の京都記念に乗り鞍がある騎手の成績もまとめています。

[2000年以降]阪神芝2200mの騎手別成績

乗鞍こそ5鞍と少ないものの、この舞台で一発の可能性を秘めるのが団野大成騎手です。昨年12月の2勝クラスでは4番人気のシャムロックヒルを先行策から勝たせていて、この舞台では積極的な競馬を心がけているようですね。今年の京都記念では前日14時段階で10番人気のレイエンダ(牡6、美浦・藤沢和)に騎乗します。

また、前日14時段階で1番人気に推されているラヴズオンリーユー(牝5、栗東・矢作)に騎乗する川田将雅騎手も買える騎手のひとり。着順の落ち込みが少なく、ほぼ人気通りに走れていることがわかりますね。

一方、この舞台で結果を残せていないのが三浦皇成騎手。人気馬に騎乗する機会が少ないことも原因ですが、人気に比べると着順が大きく落ち込んでいます。

同騎手が跨るのが前日14時段階で4番人気のモズベッロ(牡5、栗東・森田)。データからは人気以上の好走を見込みづらいかもしれません。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部

秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。

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