■プラスワン! ケイデンスコール
【中間調整】前走・京都金杯は内枠スタートから好位追走。前が止まらない馬場を利して12番人気という評価を覆す優勝を果たした。その後はいったん放牧に出され、このレースを目標に2月上旬に帰厩。2月11日の初時計で坂路ラスト2F13秒2-12秒5と緩みのないところをアピールし、以降順調に気配を上げている。1週前追いとなる2月17日の坂路追いでは楽に好時計を出し、3歳未勝利馬を子供扱いしての先着を果たした。
【最終追い切り】在厩期間は短いが牧場での調整が順調で、1週前追いでは4F51秒台の速い時計を出していることからこの週は単走・馬なりで疲れを残さないことを主眼に置き、岩田康騎手が反応を確かめる内容となった。序盤は鞍上が意識的にゆったりしたペースを選択したが、馬は力まず登坂。最後は見せムチだけでスパッと切れた。やや左右フラッとする面はあったものの、これはいい意味の“遊び”と捉えてよさそうだ。
【見解】9F戦は試金石となるが中京開幕馬場で勝利したことから、前走同様に開幕週の馬場は好相性と踏んで早々に中山記念への進路を選択。牧場と綿密に連携できたようで、文句なしの状態で帰厩を果たしたようだ。調教の強度を見るに、この後3月4月の稼働を見据えているフシは感じられず、また休養に入り安田記念行きが濃厚なよう。メイチ仕上げで距離克服を狙う。
総合評価「A」
著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


















