【スプリングS】ランドオブリバティら有力馬追い切りジャッジ&狙える穴馬プラスワン!

先週の金鯱賞は「取りこぼすシーンも想定しておきたい」と評したデアリングタクトがまさに取りこぼしの2着に終わりましたが、勝たれたのは調教的に評価できなかったギベオン。10頭立て10番人気と最低人気でしたが、稽古に跨り本番でギベオンを見事に勝利に導いた西村淳騎手は「追い切りの感触が良かったので、自信を持って乗りました」とコメントしており、その兆候を掴むことはできなかなかったのか……と自省することしきりです。精進あるのみですね。

さて今週は3頭までに優先出走権が与えられる皐月賞トライアル・スプリングSの有力馬の中間調整と最終追い切りのジャッジをお届けします。最後には「プラスワン!」として調整面から狙える穴馬もご紹介。

このコラムがみなさまの重賞攻略のお役に立てば幸いです。どうぞご参考になさってください。

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■ランドオブリバティ

【中間調整】4角でよもやの逸走、競走中止に終わったホープフルSの“汚名返上”が懸かった前走・きさらぎ賞。ここではスタート後に挟まれる不利が祟って後方からの競馬を強いられたが、鞍上・三浦騎手が冷静になだめ脚を溜めると、前が止まらない流れながら押し上げて3着に入った。周りの右・左の違いはあるが、課題はクリアできたようだ。その後は気持ちをリセットする程度の短期放牧に出され、2月27日に美浦へ帰厩。3月3日にウッドコースで14-14の入りから終いだけ気持ち伸ばしたのが中間の初時計となった。3月10日の1週前追いには三浦騎手が騎乗し、この日もウッドで14-14の入り。コーナーの外々を回って直線へ向くと、目標とした相手にと楽に併入した。前走である程度心身が出来上がっているためか、この中間は負荷は求めず意識的にコースを大きく使ってリズムを保つ調整が目立つ。

【最終追い切り】最終追いも三浦騎手騎乗で美浦ウッド併せ馬。この日も14-14で入ると直線では先行2頭の内側へ潜り込み、最後まで抜かせず気合いを溜めるようにしてそれぞれと併入している。いわゆる“仕掛ければいくらでも突き放せそうな雰囲気”。精神的にはすこぶる良好なよう。

【見解】前走である程度仕上がっているし、オープン勝ちがあるのでここでキンキンの状態は不要。攻め過程はいささか拍子抜けするほど軽いが、いかに横ばいでレースに向かわせるかが主眼なら、頷けるところだ。この程度でも今回の相手関係なら恥ずかしくない競馬はできそう。この状態であっさり勝利を収めるようなら、本番はかなり楽しみになってくる。

総合評価「B」

■ボーデン

【中間調整】1月30日、東京芝1800mの未勝利戦を1分45秒2という破格の時計で圧勝。前進気勢が強いタイプにとってハイラップで飛ばす馬がおりペースメイクしてくれたのが僥倖と言えたが、それにしても強い内容だった。その後はスプリングS一本に絞り、逆算して放牧、帰厩。初時計が3月7日の坂路追いで15-15、本格的に速い時計を出したのが1週前追いにあたるウッド追いと入厩しての本数はいささか寂しいが、それだけ牧場での調整が至極順調だった裏返しだろう。その1週前追いは8Fあたりから時計を出す意欲的な内容だったが、力まずリズミカルに進めていたのは好感。かなり長めから追われたのにしっかり脚を残せており、ラストは渋太く脚を伸ばせていた。

【最終追い切り】先週までの調整で身体的、心肺機能的な鍛錬はほぼ完了。レース当週は3頭併せで実戦勘、気持ちの練り上げに注力した。先行2頭を追走し、楽な手応えのままで仕掛けをワンテンポ遅らせる余裕さえ。その分、促されての反応は機敏で食らい付く相手をまさに子供扱いにした。

【見解】帰厩2本目で意欲的な長め調整をこなせるあたり、繰り返しとなるが外厩での調整がよほど順調だったということだろう。ノーザン系の良質馬を多く預かる木村厩舎らしく、連携はばっちりといったところか。実戦勘、操縦性といったセンスの部分も元から高いレベルにあったのを最終追いで更に磨きを掛けることができたのは好感。一気に強くなる相手関係で揉まれてどうか、という点はあるにせよ気配そのものは文句なし。

総合評価「S」

■ヴィクティファルス

【中間調整】前走の共同通信杯が2カ月半ぶり。デビュー2戦目かつ初の関東遠征とかなりハードルの高い一戦だったが、中団から長くいい脚を繰り出し素質馬が揃ったレースで2着に入った。本賞金を1150万円とし、賞金的に皐月賞はギリギリ大丈夫という状況だが本番と同じコースの試走も意識し次戦をスプリングSに設定。短期放牧を挟み、2月25日に栗東へ帰ってきている。28日にポリトラックコースで14-14を消化し、走りのバランスに問題がないことから3月に入って調教負荷をアップ。3月3日の坂路追いで新パートナーとなる池添騎手を背に軽快な伸びを披露した。1週前にあたる3月10日のCW追いにも池添騎手が騎乗し、やや序盤に力んでハミを噛んだようだがたっぷりお釣りは残っており、オープン馬エルデュクラージュを3馬身突き放す動きを見せた。

【最終追い切り】最終追いにも池添騎手が騎乗。1週前のCW追いで鍛錬とガス抜きが終わっており、レース当週に坂路で単走・馬なりで流すのは前走のパターンとまったく同じだ。きっちり意識を集中させ進み、残り1Fでの手前変換もスムーズ。終始ブレのないフォームにも好感が持てた。

【見解】休み明けの前走で好走し、多少なりとも反動が出るかと思いたくなるところだが体質的に回復力が大きいのか短期放牧からの帰厩後は活気十分の姿を見せている。使った上積みだけ見込める状況で、前走時に多少あった体の緩みが今回感じられないのはいい傾向だ。最終追いはおそらく想定以上に切れたし、そこからさらに切れるギアがありそうな雰囲気も感じさせた。鞍上との息も合ってきており、好勝負必至。

総合評価「A」

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