【競馬】「大阪杯」ルメール騎手と福永騎手、本当に『買い』なのは

4月4日(日)は阪神競馬場で大阪杯(GI、芝2000m)が行われます。

2017年にGIに昇格し、GIとして行われるのは今年が5回目です。

この大阪杯ですが、GI昇格後はM.デムーロ騎手(2018年スワーヴリチャード1着、2020年ラッキーライラック1着)、北村友一騎手(2019年アルアイン1着、2020年クロノジェネシス2着)が好成績を収めていましたが、残念ながら両騎手とも今年は不在。

またGI昇格後の過去4年分のデータではさすがにサンプル不足のため、

・阪神芝2000mの騎手データ

・阪神重賞の騎手データ

・GI競走の騎手データ

以上、3つのデータを交え、牡馬3冠馬コントレイル(牡4、栗東・矢作)に跨る福永祐一騎手、3階級制覇を目指すグランアレグリア(牝5、美浦・藤沢和)に跨るC.ルメール騎手のどちらが『買い』か調べていきましょう。

◆【“2強”に待った】馬券圏内率「3-1-2-1」のデータが導く大阪杯の特注馬とは…

■『阪神2000m』なら福永騎手とルメール騎手よりも川田騎手

まずは2006年以降(コース改修後)の阪神芝2000m戦の成績データを基に、今年の大阪杯に乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめています。

[2006年以降]阪神芝2000m戦の騎手別成績

阪神芝2000mは騎手ごとの差があまり見られないコースで、基本的にどの騎手もほぼ人気通りの着順となりました。

福永祐一騎手、C.ルメール騎手は人気馬に騎乗する機会が多く、人気に比べるとやや着順が落ち込みますが、この程度の落ち込み具合であれば許容範囲でしょう。

一方、前述の2騎手に比べて着順の落ち込みが少ないのが大阪杯で5戦無敗のレイパパレ(牝4、栗東・高野)に騎乗する川田将雅騎手。

連対率はC.ルメール騎手に比べて若干劣りますが、人気が『1』以上異なることを考慮すれば、優秀な成績と言えますね。

■『阪神重賞』なら福永騎手 川田騎手も優秀

続いて2006年以降(コース改修後)の阪神重賞の成績データを基に、今年の大阪杯に乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめました。

[2006年以降]阪神重賞の騎手別成績

C.ルメール騎手、福永騎手のデータを見ていく前に、阪神重賞で優秀な数値を残す騎手をひとりご紹介しましょう。

それが鮫島克駿騎手。着順と人気のバランスが優れているとデータが示しています。昨年7月のプロキオンSでは8番人気のエアスピネルを2着に鮫島克駿騎手が導いており、一発の可能性はありそうです。

鮫島克駿騎手が跨るのは昨年の大阪杯で4着に好走したカデナ(牡7、栗東・中竹)。前日14時段階では11番人気ですが、果たして今年も激走があるのでしょうか。

そしてC.ルメール騎手、福永騎手の成績に注目すると、福永祐一騎手の方が人気に比べて着順の落ち込みが少ないことがわかります。

そして、前述の2騎手に比べてより着順の落ち込みが少ないのが川田将雅騎手ですね。

同等の人気を背負う三浦皇成騎手と比べると連対率で5倍近い開きが出ており、阪神重賞では欠かせない騎手と言えます。

■『GI』ならルメール騎手 ここも川田騎手が優秀

続いて2006年以降のGI競走の成績データを基に、今年の大阪杯に乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめました。

[2006年以降]GIの騎手別成績

乗り鞍こそ少ないものの、団野大成騎手、鮫島克駿騎手は着順と人気のバランスが優れてます。

さすがに団野大成騎手が跨る前日14時段階で13番人気のハッピーグリン(牡6、栗東・森)は厳しそうですが、両騎手の名は後のGIでも覚えておきましょう。

さて、肝心の福永祐一騎手とC.ルメール騎手のデータですが、C.ルメール騎手の方が人気に比べると着順が落ち込んでいるものの、連対率は倍以上の差をつけており、GIでの勝負強さがよくわかるデータに。

そしてここでも川田将雅騎手の健闘が光ります。福永祐一騎手と比べると騎乗馬の質(人気)は劣りますが、より高い連対率をマークしていますね。

さて、阪神芝2000mの過去データ、阪神重賞の過去データ、GIの過去データからは…

・阪神芝2000mなら⇒川田将雅騎手

・阪神重賞なら⇒福永祐一騎手、川田将雅騎手

・GIなら⇒C.ルメール騎手、川田将雅騎手

以上のように導くことができました。

福永祐一騎手、C.ルメール騎手は甲乙つけ難いデータとなり、極論となりますが両騎手とも優秀です。大阪杯でどちらかを選ぶよりはどちらとも信頼した方が正解かもしれません。

そして全ての項目で優秀だったのが川田将雅騎手。データからはこの3騎手を割り引いて考える必要はなさそうです。

つまり“2強”以外に警戒すべきは川田騎手・レイパパレで、コントレイル、レイパパレ、グランアレグリアのワン・ツー・スリーに期待したいと思います。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部

秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。

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