【野球】五輪に臨む侍ジャパン 初戦はドミニカ濃厚 巨人サンチェス、阪神マルテらの参戦あるか

野球の東京五輪最終予選は26日(日本時間27日)、メキシコプエブラ州で決勝が行われ、ドミニカ共和国ベネズエラを8-5で破り、ラスト1枠だった出場権を獲得した。

この結果、日本米国韓国メキシコイスラエル、ドミニカ共和国と出場6チームが決定。金メダルをかけた戦いは、7月28日に開幕を迎える。

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■日本、メキシコ、ドミニカが同組へ

最後の切符をかけた一戦。ドミニカ共和国は元楽天リズが先発したものの3回途中3失点で降板。嫌な空気が漂ったが、打線が奮起。流れを変えたのは、メジャー通算1962安打を誇るメルキー・カブレラだ。ヤンキース時代、松井秀喜とともに戦った男が、0-3で迎えた3回に反撃の2ラン。勢いづいたチームは4回に一挙6点を挙げて試合を決めた。

これで日本にやって来る6チームが決定。世界ランキングで決まる1次リーグ組分けは、A組にランキング1、4、5番目のチームが入り、B組に2、3、6番目のチームが入ることになっている。五輪参加チームの世界ランキングを見てみると、日本1位、米国2位、韓国3位と続き、他の3チームはメキシコが5位、ドミニカ共和国が10位でイスラエル18位となっている。

このため、A組にはランク1番目の日本、4番目のメキシコ、5番目のドミニカ共和国が入り、B組にはランク2番目の米国、3番目の韓国、6番目のイスラエルが入ることがほぼ確定した。

■侮れないベテラン勢の経験とパワー

今後もランキングに大きな変動はなさそうで、現状のままスケジュールどおり進めば、7月28日の1次リーグ初戦、侍ジャパンが福島で激突するのはドミニカ共和国となる。金メダルへ向けて弾みをつけたい侍ジャパンにとって、ドミニカ共和国は厄介な相手だ。

もちろん、現役バリバリのメジャーリーガーこそ出場してこないが、先述したカブレラやメジャー通算166盗塁のエミリオ・ボニファシオ(元アトランタ・ブレーブス)、2015年に巨人でもプレーしたホワン・フランシスコらメジャー経験者が多数いる。さらに、最終予選には出場しなかったもののメジャー通算344本塁打を誇るホセ・バティスタ(元トロント・ブルージェイズ)の招集も十分考えられるという。いずれも30歳半ばを過ぎたベテランだが、その経験値は侮れないし、パワーも健在だ。

開催国日本でプレーする選手たちの存在も気になるところ。巨人の主力投手であるサンチェスメルセデスデラロサをはじめ、阪神マルテアルカンタラ広島の165キロ右腕コルニエルフランスアメヒアもドミニカ共和国出身だ。

現在のところ、そういう情報は聞かないが、もし彼らが招集された場合、さらに手強くなることは間違いない。また、直接チームに加わらないとしても、日本でのチームメート、坂本勇人鈴木誠也らの情報や対策を母国に授けることは、当然あり得る。“丸裸”にされるであろう侍戦士が初戦をどう乗り切るのか。稲葉篤紀監督の手腕にかかる期待は大きい。

一方、指揮官にはもう一つ開幕までに解決しなければならない重要な仕事がある。骨折により辞退した中川皓太(巨人)の代役探しだ。同じ左腕の松井裕樹楽天)が有力視されるが、指揮官は千賀滉大(ソフトバンク)らのチェックも行っているという。故障明けからの滑り込み選出はあるのか。決断に注目が集まる。

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文・SPREAD編集部


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