【函館記念/追い切りジャッジ】人気馬の動きにバッサリ「B」評価、仕掛けに反応遅れて「気迫不足」

■マイネルウィルトス

【中間調整】新潟芝2000mで行われた前走・福島民報杯はかなりの不良馬場で行われ、前半5F58秒9、後半5F64秒8という極端な消耗戦に。マイネルウィルトスは好位から抜群の行きっぷりを見せ、上がり3F最速がこのマイネルウィルトスが繰り出した「39秒3」という、まさに異色のレースを大差で勝利した。馬場状態が向いた面はあるにせよ、それだけで片づけられない圧巻の内容。ここへ来ての充実ぶりは素直に評価すべきだろう。それまで使い詰めだったこともあり、休養でリフレッシュ。早い段階で函館記念からの始動を視野に入れ、逆算して牧場で乗り込まれてきた。7月頭に函館に直接入り、4日にウッド15-15で脚慣らしをしたのが中間の初時計。7日に1週前追いを行ったが、ここでは3歳未勝利に迫るも気迫不足なところを見せ、遅れ入線に終わっている。

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【最終追い切り】丹内騎手が騎乗し、今週は函館ウッドで単走。先週の併せ馬でどこまで気合いが乗ったかを確認するような雰囲気だったが、仕掛けに若干のタイムラグを感じさせた。ギアが入ってからの伸びはスムーズで、疲れはしっかり取れたようだ。

【見解】函館入りしての本数はそこまでではないものの、牧場での乗り込みが順調だったようで太さはなく動きは柔軟。ただし先週、今週と気迫が若干足りない点は気がかりだ。おととしの夏からまとまった休みを取らず稼働を続けており、今回が久々の休み明け。戸惑いがあるのは仕方ないかもしれない。前回の休み明けで好走しているように、レースまでにしっかり態勢は整えてくるかもしれないが、ここまでの雰囲気はいささか心もとない。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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