【東京五輪/卓球】絶対王者・中国の牙城を崩せるか 水谷・伊藤の混合ダブルスも要注目

 

【東京五輪/卓球】絶対王者・中国の牙城を崩せるか 水谷・伊藤の混合ダブルスも要注目
伊藤美誠(C)Getty Images

■大番狂わせに期待したい団体

張本智和(C)Getty Images

男子の団体は中国と反対の山に入り、2大会連続のメダル獲得へチャンスが広がった。初戦はオーストラリア、準々決勝はスウェーデンとの対戦が見込まれる。

スウェーデンはファルク(世界ランク9位)、K.カールソン(同26位)、シェルベリ(同50位)と猛者が揃っており決して侮れない相手。ここを突破しても、準決勝では林昀儒(同6位)が率いるチャイニーズタイペイか、オフチャロフ(同8位)、フランチスカ(同16位)がいるドイツとの対戦となり、激戦が予想される。

王者中国を倒すのは容易ではないが、準決勝を突破できればリオと同様にメダルが確定し中国との決勝戦。五輪での経験値が高い水谷、丹羽に加え、若きエース・張本の奮闘に期待したい。

一方、女子の団体も中国とは反対のブロックとなり、3大会連続のメダル獲得へ向け、好都合な組み合わせになった。

初戦は格下のハンガリー、準々決勝はチャイニーズタイペイとの対戦が予想されるが、エースの鄭怡静(同8位)さえ押さえれば、大きく苦戦することはないだろう。準決勝は香港かルーマニアが相手。ここも実力的には日本が上回っており、ダブルスで着実にポイントを稼いで勝負を有利に運びたい。

決勝まで勝ち進めば、おそらく中国が相手。リオ金のメンバーである劉詩ウェン(同7位)に加え、陳夢(同1位)、孫穎莎(同3位)は最強の布陣。男子と同様、女子も倒すのは容易ではないが、大番狂わせが起きるのも五輪の魅力の一つ。12年ロンドン銀、16年リオ銅と来て、残すは金メダルのみだ。

■新種目混合ダブルスは強豪揃いのブロック入り

最後に今大会から新たに種目へ加わった混合ダブルス。日本は水谷隼・伊藤美誠ペアが出場する。第2シードの二人は、第1シードの中国ペアと反対のブロックに入り、決勝まで戦うことは避けられたが、日本のブロックは強豪が揃う難敵ばかりだ。

初戦はフェガール・ポルカノバ(オーストリア)と対戦。ここは格下で順当に突破したいところだが、続く準々決勝では、19年世界選手権3位のフランチスカ・P・ゾルヤ(ドイツ)、準決勝は、林昀儒・鄭怡静(チャイニーズタイペイ)か李尚洙・田志希(韓国)との対戦が見込まれ、いずれも気を緩めることのできない実力者ばかり。決勝で待っている許昕・劉詩ウェン(中国)まで、厳しい戦いが予想される。

混合ダブルスは、男女別のダブルス以上に結果が読めないと言われている。テニスやバドミントンのダブルスと違い、2人が必ず交互に打たなければならない卓球は、男性が打った球を女性が取らなければならないなど、戦略が重要。水谷の安定性と、伊藤の変幻自在のプレーが、世界を相手にどのような融合を果たすか。卓球新種目にも注目したいところだ。

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文・SPREAD編集部

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