【高校野球】MAX157キロの豪腕、明桜・風間球打が登場 “なつぞら”旋風の強力打線と対決

第103回全国高等学校野球選手権大会の第3日は12日、甲子園球場で1回戦4試合が行われる。今大会注目の右腕、明桜(秋田)の風間球打(きゅうた)がいよいよ登場。帯広農(北北海道)との初戦に臨む。

■今秋のドラフト1位候補にも挙がる本格派右腕

風間は今大会のナンバーワン投手と評され、今秋のドラフト1位候補にも挙がる本格派右腕。183センチの長身から繰り出される角度のあるストレートと、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークなどの変化球を駆使し、地方大会では3試合に登板。26回を投げ、被安打12、奪三振32、奪三振率11.08、四死球11でわずか3失点。防御率は0.69と完璧な内容だった。

準々決勝の秋田戦では、自己最速を更新する157キロをマークしたが、これは世代最速。甲子園での最速は、佐藤由規(仙台育英)と安楽智大(済美)がマークした155キロ(※球場のスコアボード表示での最速記録)だが、今大会でこれを上回る可能性も高い。東北勢初の全国制覇へ向け、初戦からどんな投球を見せてくれるか注目だ。

秋田大会では風間だけでなく、石田一斗も存在感を発揮した。風間一人に頼ることなく、連戦になっても複数の投手で乗り切れる点は心強い。また、石田一はショートも務め、二塁を守る石田恋との兄弟二遊間でセンターラインを守る。秋田大会でわずか1失策の堅守が、風間を後押しして失点を最小限に抑える。

打線はチーム打率こそ決して高くはないが、キャッチャーながら1番に座る主将の中井稜貴を中心に、つなぐ野球で少ない好機を得点につなげたいところだ。

■「なつぞら」のモデルとなった帯広農は風間攻略なるか

帯広農は、昨年のセンバツに21世紀枠で選出。昨夏の甲子園交流試合では高崎健康福祉大高崎(群馬)を4-1で破った。今年はそのメンバー6人を中心に、39年ぶりの夏切符を獲得した。

北北海道大会では6試合すべて2ケタ安打を放ち、チーム打率.425の強力打線が売り物。切れ目のない打線で、6試合中4試合で初回に得点を挙げており、先制して優位に試合を運びたいところ。2年生エースの佐藤大海を中心に、投手陣がいかに失点を防げるかがポイントか。NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」のモデルとなった帯広農が、風間を攻略して甲子園初勝利を果たし“なつぞら旋風”を巻き起こせるか注目だ。

ちなみに、北海道勢と秋田勢の甲子園での対戦は、2010年春、北照vs.秋田商の1戦のみ。この時は北照が2-0で勝っているが、果たして、今年はどんな結末が待っているだろうか。

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第3日 8月12日(木)

第1試合:明桜(秋田)vs.帯広農(北北海道)
第2試合:県岐阜商(岐阜)vs.明徳義塾(高知)
第3試合:神戸国際大付(兵庫)vs.北海(南北海道)
第4試合:小松大谷(石川)vs.高川学園(山口)

文・SPREAD編集部


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