【MLB】大谷翔平が日本人初出場のHRダービー 選手負担減のため一部ルール変更へ

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

MLBオールスターゲームの前夜祭にあたるホームランダービーは12日(日本時間13日)、コロラド・ロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドで開催される。今年は日本人選手として初めてロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平の出場が決定し、「初出場初優勝」の期待がかかる。

イチロー氏や松井秀喜氏らも出場することが叶わなかった夢舞台。ここでは、ホームランダービーの歴史、ルール、過去の記録や名勝負を前編/後編にわけて紹介する。

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■HRダービーの優勝賞金は100万ドル

MLBのホームランダービーは、オールスターゲームの前夜祭として、1985年から開催され本戦の前日夜に行われている。当初は日本のホームランダービーのような前座的なイベントだったが、93年に初めてテレビ中継されると、98年からは生中継となりショーアップが加速。

今ではスポーツ専門局ESPNの目玉番組となり、2008年には史上最多の910万人が視聴した。19年からは優勝賞金が100万ドル(約1億1000万円)になっている。

ホームランダービーの出場選手は、基本的にオールスターの出場選手の中から、MLB機構と選手会の協議で選考が行われ、8名を選出。シーズンの本塁打数、選手の人気、前年までの成績などを考慮して選出される。

ただし、近年はホームランダービーへの出場による疲労や、後半戦への影響を考えて辞退する選手も増えている。その場合は、オールスターに出場しない選手が選出されることもある。

■打者の負担を減らすルールに一部変更

ホームランダービーのルールは、これまでに何度か変更されている。2014年までは、3ラウンド合計の本塁打数を争い、ファウルや空振りを含む本塁打以外のスイングをすべてアウトとして定義し、「1人10アウト」に達した時点で競技終了というルールだった。2015年以降は制限時間制を採用し、時間内に何本の本塁打を放てるかを争うことになった。

今年は出場選手の負担を減らすため、制限時間を4分間から、1回戦と2回戦は3分、決勝は2分(球数無制限)へ変更。また、従来は440フィート(約134メートル)超えの本塁打を2本以上打った場合にボーナスタイム30秒が追加されたが、今年は475フィート(約145メートル)超えの本塁打を1本以上打った場合、ボーナスタイム30秒が追加される(ボーナスタイムは合計60秒)。

HRダービー2021の主なルール

・8人の選手がトーナメント形式(3ラウンド)で対戦

・1回戦は4組、準決勝は2組でそれぞれ本塁打数を競う

・制限時間は1回戦と準決勝は3分、決勝は2分で、何本の本塁打を打てるか競い合う。球数無制限

・各ラウンド終了後に1分間の休憩を挟み、全ての打者に30秒のボーナスタイムが与えられる

・475フィート(約145メートル)以上の本塁打を1本以上打った場合、ボーナスタイム30秒が追加される。ボーナスタイムは合計60秒

・45秒間のタイムアウトを1度だけ使用できる。ただし、ボーナスタイム中はタイムアウトを取ることができない

・本塁打数が並んだ場合は制限時間1分のタイブレークで競い合う。それでも決まらない場合、3スイング制のタイブレークで勝者が決定するまで行う

今回の開催地であるクアーズ・フィールドは、高地にあるため打球が飛びやすく、通常の公式戦では、打球飛距離を他球場と同レベルに抑えるため、保湿装置に保管された球が使用されている。

しかし、ホームランダービーで使用されるボールは、保湿装置に保管されたものではなく、通常管理のボールが使用されることが発表された。これにより500フィート(約152メートル)を越えるような特大アーチも期待でき、飛距離で勝る選手、特に大谷にとっては、この使用球は有利に働くかもしれない。

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文・SPREAD編集部


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