2018年8月20日、国際親善試合のポルトガル戦(9月6日)とUEFAネーションズリーグのスペイン戦(9月11日)に臨むクロアチア代表のメンバーが発表された。
ロシアW杯での準優勝を機に、正守護神として君臨していたGKのダニエル・スバシッチ選手、エースFWのマリオ・マンジュキッチ選手、DFベドラン・チョルルカ選手が引退を表明。他の選手の引退についても危惧されていた。
しかし、ファンを安堵させたのは、33歳のMFルカ・モドリッチ選手と、30歳のMFイバン・ラキティッチが選出されたことだ。

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互いのユニフォームにメッセージ
バルセロナ、レアル・マドリードといった敵対するチームながら、クロアチア代表の一員として2018年ロシアワールドカップに挑んだ2人。準優勝という見事な結果を残したクロアチアの「心臓」となった。
フランスとの決勝戦を終えた後、モドリッチ選手とラキティッチ選手が互いのユニフォームにメッセージを書き込んだことを、スペイン紙「マルカ」が報じている。
ラキティッチ選手のユニフォームには、「僕にとっての心からの弟、イバン。このピッチで偉大な瞬間を共有できたことを誇りに思っている」というメッセージが記入される。
一方モドリッチ選手のユニフォームには、「自分の心からの兄であるルカ、今大会の全ての時間を共有できたことは偉大で光栄なことだった」といったメッセージが記された。
仲良しエピソードが満載
2人の仲を示すエピソードは多い。
準々決勝のロシア戦では勝利を決めるPKを成功させたラキティッチ選手がテレビのインタビューを受ける際、モドリッチが後ろの透明ボードを叩く「イタズラ」を仕掛け同選手を驚かせることもあった。
モドリッチ選手は、2018年ロシアワールドカップでは同大会の最優秀選手賞を受賞し、「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2018」の男子最優秀選手賞にも選出された。今回の男子最優秀選手賞はバロンドールの前哨戦とも取られていて、同受賞者がそのままバロンドールを獲得する可能性が高い。
その際、自身のツイッターを通して「おめでとう、ルカ・モドリッチ!君の全てが受賞に値し、クロアチア全体が君を誇りに思っている!みんなのキャプテン、いつも一緒にいてくれてありがとう」とメッセージを送った。

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Cestitam majstore @lukamodric10!???? sve si zasluzio i cijela hrvatska se ponosi tobom! Hvala ti na svemu kapetane, uvijek uz tebe????
¡Enhorabuena @lukamodric10! Otro premio más que merecido ???????? #TheBest
Congratulations! Another well deserved award ???????? #FIFAFootballAwards pic.twitter.com/e09gbKHaud— Ivan Rakitic (@ivanrakitic) 2018年9月24日
以下のようなコメントも報じられている。
「今年の世界最高の選手だ。僕たちクロアチア人は彼(モドリッチ)のことをとても誇りに思っている。僕は彼が最後のタイトル(バロンドール)を勝ち取れると信じている。彼はまさしくそれを受賞するに値する選手だ。多くの選手たちはルカにジェラシーを感じていて、そのジェラシーでつぶれてしまうだろう。僕は彼のことを誇りに思っているし、自分自身が受賞した時のようにうれしいよ」
「僕たちはこれまで11年間も代表チームで一緒にプレーしてきたし、その間に多くのことを経験してきた。だから、彼を兄のように愛しているんだ。彼が代表に残ることを決めてくれて本当に嬉しい。もし彼が代表引退を選んだ場合、僕自身どういう決断をしていたかはわからない」

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別の惑星から来た選手たち
ラキティッチ選手は、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手とモドリッチ選手に対して驚きのコメントを残している。
イギリスメディアBBCが伝えたところによると、「彼らは別の惑星から来た選手たちだよ。アンドレスと4年間共にプレーできたことは光栄だった。ルカとはクロアチア代表で11年間一緒にプレーしている。もし僕がサッカーチームを作るなら、2人ともチームに欲しい選手たちだ」といった賞賛のコメントを伝えたそうだ。

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ツーショットでの笑み
ラキティッチという一流選手が、こうして嫌味なく心から「兄」のように感じているモドリッチ選手を賞賛できるというのも着目すべきだろう。
ロシアワールドカップはフランスの優勝で幕を閉じ、ゴールデンボール(MVP)に輝いても笑顔を見せなかったモドリッチ選手。そんな同選手が柔らかい表情を見せたのは、モドリッチ選手のMVPを祝福する、ラキティッチ選手とのツーショットの瞬間だった。
こうしてクロアチアを代表する大スター2人が心を許しあっている姿を、次回のワールドカップで見ることが出来るのがとても楽しみだ。
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