3日(日本時間4日)にトレード期限を迎えたメジャーリーグ。ア・リーグ東地区4位と苦戦中のオリオールズは、アドリー・ラッチマン捕手を同地区レッドソックスへ放出。対価として多くの有望株を獲得した。
かつては、藤浪晋太郎投手や菅野智之投手ともチームメートに。球団の顔として活躍してきた名捕手の移籍には、地元メディアやファンから多くの反応が寄せられている。
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■超有望捕手バサヨとの長期契約が要因
オリオールズは3日(同4日)のトレード期限で、ラッチマンとジェイク・ロジャース捕手を同地区レッドソックスへ放出。対価として、同球団の有望株ランキング2位アンソニー・エヤンソン投手と同4位カイソン・ウィザーズプーン投手、同5位エンディ・アゾカー外野手、さらにカルロス・ナルバエス捕手と後日指名の選手を獲得。2対5の超大型トレードを成立させた。
現在28歳のラッチマンは、2019年にドラフト全米1位指名でオリオールズに入団。22年のメジャーデビューを機にチームを立て直し、23年には地区優勝の中心選手に。成績のみならず、再建の象徴的存在として人気を集めた。
24年後半から手の負傷をきっかけに低迷し、翌25年と今季序盤も怪我に苦しんだが、その後は復調して3度目のオールスターに選出。ここまで67試合に出場、51試合でマスクを被り、打率.251、8本塁打、47打点、OPS.764と堅実な打撃。得意の守備では、フレーミングやブロッキングなどでいずれも高い指標を維持している。
地元メディア『The Baltimore Banner』は同日、「ラッチマンはボルティモアが再びオリオールズを好きになるきっかけを作った、彼をトレードするのは痛恨の極みだ」と題した記事を掲載。「ほぼ10年分の希望と可能性が一人の選手に凝縮され、その選手がトレードされる時、こういう反応が起きる」と激しく落胆。「理由はわかっているし、決断に至る道筋も理解できる」としながらも、率直な気持ちを綴った。
同記事も示したラッチマン放出の要因は、オリオールズが2025年に強肩強打の超有望株サミュエル・バサヨ捕手と8年総額6700万ドル(約105億円)の大型契約を結んだ点に尽きる。27年終了後にFAを迎えるラッチマンを手放すタイミングとしては理に適っているが……生え抜きスターの放出には、ファンからも嘆きの声が溢れている。
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