【マイルCS/血統傾向】オッズ10倍以上で“激走”率80% 阪神芝にフィットする「ロベルト」

秋のマイル王決定戦、第38回・マイルCS(GI、芝1600m)は21日、阪神競馬場で行われる。

3着に敗れた天皇賞・秋からの距離短縮ローテでGI6勝目を狙う昨年覇者グランアレグリア、今年のNHKマイルCを勝利し、前走では古馬相手の毎日王冠を制した3歳馬シュネルマイスター、19年の春秋マイル王で王座奪回を狙うインディチャンプなどが出走予定だ。

ここでは予想のヒントになる「血統傾向」を分析していく。

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■例年以上にパワーを要する阪神マイル

昨年同様、スタンド改修工事中の京都ではなく阪神競馬場で行われる。直線が平坦な京都に比べ、阪神は最後の直線で急坂があり、最後までスピードを維持するためにパワーとスタミナを問われやすいコース形態。 データは、2018~21年の阪神芝1600mで行われた重賞とリステッド競走を対象とする。過去4年の種牡馬成績は以下の通り。

最も勝利数が多いのは4勝を挙げているディープインパクト産駒。しかし出走頭数は33頭と最も多いが勝率12.1%、単勝回収値も49と全幅の信頼は置けないところ。また、キングカメハメハ系が不調傾向にあり、ロードカナロア産駒が【1-0-3-7】、キングカメハメハ産駒が【0-0-0-9】でわずか1勝止まりとなっている。

一方、ハードスパン産駒やPoint of Entry産駒などの豊富なスタミナとパワーを持ち合わせた馬が穴をあけているように、上級レースともなれば、スピードだけでは押し切れず、パワーやスタミナも必要とするコースを象徴している結果となった。

つぎに、ロングラン開催の影響で、芝に傷みが出てきている今秋の阪神開催の傾向を探る。今週で阪神開催Aコース使用の7週目になり、前半4週と後半3週で分け、馬場傾向の変化を読み解きたい。

まず、キングカメハメハ系種牡馬の傾向をみる。開催が進んだ後半週になると、軒並み成績を落としていることがわかる。今年、キンカメ系の血を持つ該当馬はケイデンスコールサウンドカナロアホウオウアマゾンリプレーザの4頭。

ケイデンスコールについては、牡馬でかつロードカナロア×ハーツクライだと、距離短縮時の芝1600m【3-1-0-3】、単回収値191、複回収値258。芝稍重時の根幹距離【5-0-0-4】と、この舞台をこなせると判断する。

続いて、ディープインパクト産駒だが、前半4週では【6-8-3-27】、単回収値123、複回収値76だが、後半3週になると【3-2-3-16】、単回収値21、複回収値56と、こちらも開催が進むにつれて成績が落ちている。

今年出走するディープインパクト産駒はグランアレグリアサウンドキアラの2頭。昨年の阪神馬場は前週のデイリー杯2歳Sでレッドベルオーブが1分32秒42で勝利。2歳レコードをマークするほどの高速馬場だった。今年は単純比較できないものの、セリフォスが勝った同レースタイムが1分35秒1と2秒以上時計がかかっており、今の馬場は合わないと判断する。

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■阪神芝1600mはパワーに優れたロベルトとサドラーの血

前述で挙げたハードスパン、Regal Ransom、Point of Entry、モンテロッソ、カンパニー、ストロングリターン、この6頭の種牡馬に共通している点はパワーとスタミナを補完するロベルトもしくはサドラーズウェルズの血を内包している点だ。母系まで含めると、さらに顕著で、下図の通りオッズが10倍以上で馬券内に好走している12頭のうち、80%にあたる10頭がこの血を内包している。

▼ロベルト内包
メイケイダイハード=父母母Darbyvail(父Roberto)
ストロングタイタン=父母父Red Ransom(父Roberto)
ソーグリッタリング=母父父Kris S.(父Roberto)
キョウヘイ=母母父Kris S.(父Roberto)
サトノフェイバー=母母父母イメンス(父Roberto)
プリンスリターン=父ストロングリターン(Roberto系)

▼サドラーズウェルズ内包
ラセット=父母父Barathea(父Sadler’s Wells)
カイザーミノル=母母父fairy king (全弟Sadler’s Wells)
アドマイヤマーズ=母母父シングスピール(Sadler’s Wells系)
シャイニービーム=父父母バレークイーン(父Sadler’s Wells)

▼該当なし
エントシャイデン
ミッキーブリランテ

今回、ロベルトもしくはサドラーズウェルズの血を内包している出走予定馬はクリノガウディーロータスランドグレナディアガーズダーリントンホールシュネルマイスターリプレーザの6頭。

なかでもクリノガウディーには大駆けを期待したくなる。成長力に長けているスクリーンヒーロー産駒は右回りの芝1600m(定量戦)において、3歳以下では【0-0-1-8】という成績だが、4歳以上ともなると【6-1-0-8】と一気に跳ね上がる。

同産駒のモーリスも古馬になって春秋マイル王のタイトルを手にしているが、クリノガウディーも鞍馬S、安土城Sを連勝、GⅡセントウルSで3着に好走するなど、成長のピークを迎えており、3歳時より着順を上げてきても不思議ではないだろう。

▼その他データ傾向
◆【枠順】世代交代を目論むシュネルマイスターは2枠3番 好調の3枠には伏兵馬が入る

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マイルチャンピオンシップ2021予想コラム一覧

▼データ予想
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▼追い切り予想
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◆【A評価】前走大敗の穴馬に「A」評価 「絶好の仕上がり」で得意の阪神へ

◆【B評価】前走惜敗のグランアレグリア、気になるレース後の反動は……

▼穴馬予想
◆【危険な人気馬・前編】2強の一角は“消し” 世代交代が謳われるマイル戦で「買うべきではない」1頭とは

◆【危険な人気馬・後編】グランとシュネルを上回る 「阪神適性抜群」の穴馬を本命視

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文・SPREAD編集部


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