【マイルCS/データ攻略】激戦必須で難解な8ハロン戦 有力馬を後押しする2つの「次走好走データ」とは

今週は阪神競馬場でマイルCS(芝1600m)が行われる。

グランアレグリアシュネルマイスターの2強ムードが漂っているが、一昨年の覇者インディチャンプや復活を期する2歳王者・ダノンザキッドをはじめとしたGI馬も虎視眈々。阪神を舞台に行われる8ハロン戦での熱いレースに期待したいところだ。

この記事ではデータ面からマイルCSを紐解き、攻略への糸口を見つけていきたい。

◆【マイルチャンピオンシップ2021予想/危険な人気馬-後編】グランとシュネルを上回る「阪神適性抜群」の穴馬に本命視

【マイルCS/危険な人気馬-後編】グランとシュネルを上回る 「阪神適性抜群」の穴馬を本命視

■引退を迎えるグランに死角はあるのか

ディフェンディング・チャンピオンが今年も参戦。このレースを最後にターフを去ることが決まっているグランアレグリア。有終の美に同一レース連覇の快挙を添えることができるのか、注目が集まる名牝を後押しするデータをご紹介したい。

・前走プラス体重時の次走成績【4-2-2-0】

458キロの新馬戦を基点としたとき、前走馬体重は当時より46キロもボリュームアップ。同じような過程をたどった馬を挙げると2019年の年度代表馬・リスグラシューがおり、同馬のラストランはデビュー時との比較で36キロ増。思えばキタサンブラックも30キロ以上の馬体重増がもたらした“筋肉の鎧”を武器に現役最強馬への道を歩んだ。2度の馬券圏外はいずれも前走馬体重マイナスからの参戦。それに該当しない点を考慮したとき、大きく評価を下げる理由はない……そんなジャッジを下すことができるだろう。

■ハイレベルな3歳世代が逆転候補

そのグランアレグリアや三冠馬コントレイルを天皇賞・秋で下したエフフォーリアと同じ3歳世代のシュネルマイスター。スプリンターズSを制したピクシーナイトともども、ハイレベルと目される3歳世代のマイル路線におけるエース格といって差し支えない1頭だが、今回はグランアレグリアという強大な壁が立ちはだかる。歴代最強マイラー論争にすら名前が挙がる稀代の名牝を下すことはできるのか。今回ご紹介したいデータはこちら。

・前走古馬混合重賞3着内だった2021年の3歳馬【3-1-0-0】

該当馬はピクシーナイト、ソングライン、そしてシュネルマイスター。初の古馬混合重賞で3着内を確保した馬は、次走好走のお墨付きを得たと同等なのだ。古馬との戦いを通じて培った経験値は計り知れないものがあるのだろう。グランアレグリアとの比較で間隔にゆとりを持たせたローテーションで臨む今回、マイル路線の天下統一を成し遂げる可能性は十分だ。

後編ではデータ面から浮上するマイルCSの穴馬候補2頭を紹介する。

◆【マイルチャンピオンシップ2021予想/データ攻略-後編】2強の牙城を崩す新興勢力 「7年連続好走中」の条件揃う伏兵馬とは

【マイルCS/データ攻略】2強の牙城を崩す新興勢力 「7年連続好走中」の条件揃う伏兵馬とは

マイルチャンピオンシップ2021予想コラム一覧

▼データ予想
◆【騎手データ】軸は条件合致で馬券圏内率80%超 相手に“穴ジョッキー”の惑星

▼穴馬予想
◆【危険な人気馬・前編】2強の一角は“消し” 世代交代が謳われるマイル戦で「買うべきではない」1頭とは

◆【危険な人気馬・後編】グランとシュネルを上回る 「阪神適性抜群」の穴馬を本命視

◆【穴馬アナライズ・前編】シュネルマイスターは△評価 今の阪神芝でも“前有利”を唱える理由

◆【穴馬アナライズ・後編Vol.1】前走惜敗は好走の布石、3歳世代から“買い”ジャッジの盲点

◆【穴馬アナライズ・後編Vol.2】単勝10人気前後の伏兵 ノーマークで波乱を呼ぶ「阪神巧者」

▼追い切り予想
◆【S評価】グランアレグリアを上回る「S」評価 “気持ちの乗り”は文句なし

◆【A評価】有力馬を上回る高評価は“人馬一体”を示した伏兵 「勝ち負けの可能性十分」

◆【A評価】前走大敗の穴馬に「A」評価 「絶好の仕上がり」で得意の阪神へ

◆【B評価】前走惜敗のグランアレグリア、気になるレース後の反動は……

▼その他データ傾向
◆【枠順】世代交代を目論むシュネルマイスターは2枠3番 好調の3枠には伏兵馬が入る

◆【血統傾向】オッズ10倍以上で“激走”率80% 阪神芝にフィットする「ロベルト」

◆【脚質傾向】最多勝利の差しを押えるべきも、「上がり最速馬」に不安データあり

◆【前走ローテ】マイル組が好成績も、京成杯AH組は馬券内率0%でグレナディアガーズらに警鐘

◆【人気傾向】連対率60.0%の3番人気を素直に信頼も、押さえるべき単回収率「250」の…

▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「マイルCS編」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家

競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします