■ホウオウアマゾン
△シュネルマイスターと同じ3歳のホウオウアマゾンが面白い。今回と同じ施行条件で行われた春のアーリントンCで重賞初制覇。このレースではピクシーナイトが重馬場で前半3F34秒7と強気のペースでレースを引っ張る中、2番手で折り合い最後までしっかり伸びて完勝している。類稀なるパワーと底力を有していることから、次走のNHKマイルCでも期待がかかったが、さすがに完成度の違いで9着に敗退。ただし、当時騎乗した武豊騎手が素質の高さを認めている。
◆【マイルチャンピオンシップ2021予想/穴馬アナライズ-前編】シュネルマイスターは△評価 今の阪神芝でも“前有利”を唱える理由
夏は全休し成長を促すと、5カ月半ぶりとなった前走のスワンSでは、逃げ手から直線でも渋太い粘り腰を見せて3着に好走。久々、初の対古馬戦と決してハードルは低くなかったものの、名手が認めたポテンシャルの高さで一線級相手でもやれることを示してみせた。
休養明けを叩かれたことで体調は型通りに良化しており、本番でも騎乗予定の坂井騎手が跨った17日の最終追い切りでは4F53秒7、1F12秒4と軽快な走りを披露。一週前にしっかり負荷をかけられたことで闘魂注入が完了しており、臨戦態勢は十二分に整っていると見ていい。
今秋、アメリカで行われたブリーダーズC諸競走では、ラヴズオンリーユーがフィリー&メアターフを、マルシュロレーヌがディスタフを勝利した矢作厩舎。勢いに乗る名門から、マイル路線の新星誕生を期待したい。
◆【穴馬アナライズ・後編Vol.2】単勝10人気前後の伏兵 ノーマークで波乱を呼ぶ「阪神巧者」
◆【穴馬アナライズ・前編】シュネルマイスターは△評価 今の阪神芝でも“前有利”を唱える理由
マイルチャンピオンシップ2021予想コラム一覧
▼追い切り予想
◆【S評価】グランアレグリアを上回る「S」評価 “気持ちの乗り”は文句なし
◆【A評価】有力馬を上回る高評価は“人馬一体”を示した伏兵 「勝ち負けの可能性十分」
◆【A評価】前走大敗の穴馬に「A」評価 「絶好の仕上がり」で得意の阪神へ
◆【B評価】前走惜敗のグランアレグリア、気になるレース後の反動は……
▼穴馬予想
◆【危険な人気馬・前編】2強の一角は“消し” 世代交代が謳われるマイル戦で「買うべきではない」1頭とは
◆【危険な人気馬・後編】グランとシュネルを上回る 「阪神適性抜群」の穴馬を本命視
▼データ予想
◆【データ攻略/前編】激戦必須で難解な8ハロン戦 有力馬を後押しする2つの「次走好走データ」とは
◆【データ攻略/後編】2強の牙城を崩す新興勢力 「7年連続好走中」の条件揃う伏兵馬とは
◆【騎手データ】軸は条件合致で馬券圏内率80%超 相手に“穴ジョッキー”の惑星
▼その他データ傾向
◆【枠順】世代交代を目論むシュネルマイスターは2枠3番 好調の3枠には伏兵馬が入る
◆【血統傾向】オッズ10倍以上で“激走”率80% 阪神芝にフィットする「ロベルト」
◆【脚質傾向】最多勝利の差しを押えるべきも、「上がり最速馬」に不安データあり
◆【前走ローテ】マイル組が好成績も、京成杯AH組は馬券内率0%でグレナディアガーズらに警鐘
◆【人気傾向】連対率60.0%の3番人気を素直に信頼も、押さえるべき単回収率「250」の…
著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。会心の的中はキセキが制した2017年菊花賞の3連単55万9700円。
















